ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

年の瀬

Music: Yuri On Ice - 梅林太郎 ←

 

以下、今年出来るようになったことというか、習慣的にするようになったことか。
習慣的にできるようになったこと。

読み返してみて、
33歳になるまでは出来なかったわけなの?と自問したくなる事項の羅列ではある。

でもきっとそのうち、出来るようになった達成感とか
日常化するために行った努力(そんな大層なものではない)なんか思いを馳せることもないくらい
それぞれの行動が本当に自分の生活にとって当たり前のことになりそうなので
今のうちに書き起こしておく。


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朝ベッドを整える

米国海軍のお偉いさんのスピーチ ← を見て触発されて出来るようになったこと。
遅刻しそうになっていても、ベッドだけは…ってなるくらいには
こだわれる日常になった。

仕事や人間関係でダメダメの一日だったとしても
帰ってきて部屋に入れば、
ベッドを整える、という作業はきちんとこなせたのだという事実を
目で確認できるのが良い。

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朝ごはんを食べる

二月に風邪を引いた。
今思い返すと多分あれはインフルだった。
特に医者に行かず薬も飲まず、ただひたすら寝て治す家庭で育ったので、
今回もただひたすらに寝ていた。

40度越えてちょっとやばいかな、とも思ったけど
食い意地だけは張っていたのでとにかく食べてるうちに元気になった。
普段はあまり炊かないお米というものをとにかく一気に大量に炊いて、
おじやというか雑炊というかなんかそんなものを作ってちまちま食べていた。

それがとても美味しかったの。

風邪が治った後も、お米を柔らかくしたのが食べたくて、
おかゆの作り方などを研究し始め、ロンドンの日本食屋さんで雑穀米の素など買ってきたら
まあ奥さんこれがおいしいのなんのって。

昔トムヒが、
「僕が三食で一番好きなのは朝ごはん!朝ごはん食べたくて毎朝元気に起きるよキラキラ!」
みたいなことを言っていたけど、
いや、そんなこと言っていないかもしれないけど私も彼のようにポジティブを発電したいし
ただただ朝元気に起きるようなことに漠然と憧れていたので、
美味しいと思う好きな朝ご飯を見つけたことが単純にとてもうれしかった。
そしてそれが作ることを面倒だと思わせない程度の簡単なもので良かった。

何日か分まとめて作って、それを2品くらいのおかずと一緒に食べている。
梅干しとかは購入品だけど、卵焼きがクソ上手くなった。
丸いフライパンでやってるけどふわふわできるよ。

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運動をする

5月ころ、スポーツ心理の研究プロジェクトで
5㎞走るチャリティイベントに向けてトレーニングを行う被験者を募集していたので、
運動したいなと常々思っていながらただきっかけを待っていた私はこれに飛びついた。
要は週に3回40分ほど、指定された分数を歩いたり走ったりすればよくて、
速度はあくまでも自分のペースで良くて、
徐々に歩く時間を減らして走る時間が長くなっていくトレーニングで、
長い間運動不足だった身にはちょうど良いなと思ったんだ。

ふたを開けてみた。

40分運動するためには、
その前に着替えたり準備運動をしないといけなかった。
終わったら終わったで、ストレッチしてシャワー浴びて着替えなければならなかった。
週3回やるとなるとウェアが足りなくなるので洗濯機を多く回さないといけなかった。
しかしイギリスの洗濯機は信じられないほど時間がかかる。
ごはんの時間も量も運動のタイミングに左右される。
今までは外食ばかりだったのが、
ルート的にも時間的にも、その生活動線から離れることになり
やむを得ず自炊的なもので食事をすませる方向に切り替えざるを得なくなった。
(強調: 本意ではなかった)
結果的にお弁当まで作り始めた。
日々の暮らし方も週の家事のサイクルも変わる。
40分だけじゃなかった。何もかもが変わった。

1か月くらいかけてあれこれ試した結果、リズムが決まってきて、
それを2か月くらい続けたあたりでそれが日常らしくなってきた。
何か新しいことを習慣化するのはこんなに時間がかかるのだなとしみじみ思った。

イベントが終わってからは、出張があったり友人と遊んだりさぼったりしたりで
週3出来ないことも多いし、
特に今月なんか仕事の都合で何もできないまま1か月が終わってしまったけど
運動すると身体が温まるのか家事が楽になるし、
前後のストレッチで身体が柔らかくなって今まで届かなかったつま先とか触れるので嬉しい。
走っている間に身体が痛いとか気持ちいいとかに気を向けるのも、
脳内が真っ新になっていい気分転換だし
走ってる間にエアカラオケ(口パクでガンガン歌う)するのも楽しいし
また来年も続けたいなと思っている。

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ゲームをやる

実際には去年からやっていたけど、最近ようやく面白さが分かってきた。

FFBEというケータイゲームをやってます。
あんまりストーリーは進めてないし、課金もしているわけじゃないんだけど、
地道にユニットを育てて、武器とか防具とかちょっとずつ揃えて、
イベントで出てくる強い敵を倒したりあと一歩で倒せなかったりするのが楽しい。

私は小学校でファミコンに遭遇した年齢なのだけど
マリオが地下に潜ったら出てこられないくらいゲーム音痴で
それ以降はお友達の家でマリオカートくらいしかやったことがなかった。
カリフォルニアにいた時にFF10をやったけど、あれが初めてのRPGだったし、
プレステに触ったのもその時が初めてで、
結局十時間くらいやったけど先のストーリーを知りたい気持ちにゲームの進行スピードが伴わなくて
そのうちストーリー自体に興味が持続しなくなり進めるのをやめてしまった。

最近、急にゲームの面白さが分かるようになってきたのは
中村さんと杉田さんの影響が大いにあると思う。
いや、分かるようになったのはゲームの面白さじゃないのかもしれない。
ゲームだけじゃない、いろんな分野や媒体に、
自分にはまだそのスキルが備わっていない楽しみ方や面白さがあるんだ、
ということを理解できるようになった。

例えば日本に帰ってくる時に経由で寄ったパリの空港には
新作のゲームを試しに遊べるブースみたいなのが並んでいた。
私はただシャンパン飲みながらぼうっと搭乗時間を待ってたけど、
中村さんと杉田さんならここでゲームしながら待ち時間過ごすんだろうなぁって思ったんだ。
きっとちょっとコントローラに触るだけで
私には分からない技術の変化や違いを彼らは知れるし、
それを表現する私の知らない言葉を持っているのだろうと思う。
彼らの目には、世界がどんな風に見えるのか知りたい。

この気持ちは、
好きなアーティストの話す言葉に興味津々でそのままアメリカに行っちゃった私の
根本的な原動力と何ら変わりがないと思う。

今までプレイするときは、特に何も考えずにただ強そうな技を選んでボタンを押していたけど、
最近は色んな技とか魔法の掛け合わせを考えながら、
段階を踏んで長期戦で相手をどう削っていくかを考える先読みが必要なのだとわかってきた。
ちょっと将棋みたいなんだなとか思う。(注: 将棋も別によく分かっているわけではない)
先々月、1時間くらいかけて敵を一体倒せたことがあって、あの時の達成感は凄かった。
あれはハイキューの木兎さんでいうところの「その瞬間」だった気がする。

東京エンカウントを流しながら、画面のこっち側で自分も好きなゲームをやるのが
2017年、一番のリラックス方法だったと、振り返って思う。
あの番組を見ていると、いろんなゲームがあるんだなぁと思うのと同時に
自分には分からない楽しいことが世の中にはまだまだあるんだと思う。

来年も生活のリズムをうまく整えながら
新しい沼を開拓してムフムフしたい。


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今年一年、ほとんど更新なかったけれどお引越しも出来たし、
また新たな気持ちでブログを書いていきたいなと思っています。
やっぱり書き出しておくって大事だなと思うし、
その大事を行動に移せるようにありたい。
ツイッタで呟いて満足しちゃうこともあるけど
できるだけ綴っておくようにしようと思っています。
2018年もどうぞよろしくお願いします。

良いお年を!


来年もよろしくお願いされる。ぱちぱち。