ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Tomorrow's morning

Music: Wait for You - Elliott Yamin

私の好きな漫画のひとつに
きらのまっすぐにいこうがあります。

これほどまでに、
ふつう
をあるがままの愛らしさで描いた漫画はないと思う。

手元にないので確かには思い出せないのですが、
郁ちゃんがはじめて秋吉くんのご両親に会いに行った後のお話が好きです。

ゴミ捨て場で仰向けになって熟睡しているマメタロウも好きだし、
似るはずのないご両親に似ている秋吉くんも好き。

そしておうちに帰って、訳も泣く郁ちゃんと一緒に私も泣くのです。

普通で平凡な人生を送ることは、
幸せなことです。
だけれど必ずしも幸福ではないと、私は心の奥で思っている。
それを声に出していえないのは、
私が平凡に普通に幸せだからで、
そこに間違いのない後ろめたさがあるから。

世の中そんなに甘くないんです。
だけど何不自由なく幸せなんだよ。
どうしよう。

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「郁、おれのことそんな目で見てたの?」

私はテニスコートの裏で、
秋吉くんの涙を隠す手首がとても繊細で、印象に残っています。

だけど、あの涙は誰のせいでもない。

思いやりや気遣いというのは、
時に何よりも正しく使われて、
何よりも鋭利に心の奥に入り込んだりする。

それを払いのけられない後ろめたさ。
それもまた思いやりで、気遣いで、
だって人間だもの。

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秋吉くんのお母さんが、
自転車で出会いがしらにぶつかって、
ブルーベリーマフィンを潰しちゃうんだよね。

ふつうであるということは、
努力をしているということ。

平凡であることと、
怠けていることとはちがうんだよ。

楽しくていいの。
幸せでいいの。

ふつうでもいいよ。

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今となっては跡形もないですが、
本当は宿題くんの最終回に向けて書き出したエントリでした(苦笑)。

つたわる?

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長きにわたって素敵な時間をありがとう。
素敵な出会いをありがとう。

これからもできることをがんばる素晴らしさを大切にする番組を楽しみにしています。

お別れしても、寂しくならないで。

つたわる。またね。ぱちぱち。

■凛さん> キャシー・ベイツはあの凛々しさがとにかく「おかん」という感じで、なんだかあの物語の中にあって必要な揺るぎない魂だったような気がします。最後のほうの公園のシーンが好きですよ。失われた人の話をしながら、ここまで笑えるものか、と思った。それでも真実味があるんだよね。同じ街角でも、ほぼ満開の桜のとなりで、まだぐずっている木があったりします。人それぞれだよね(笑)。きっと上手く行くよ。大丈夫。まだまだYou shouldn't cry cry cry^^