ONE VOICE

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Zero, plus one plus one

Music: 箱根の山は天下の険/風が強く吹いているOST - 林ゆうき

 

林ゆうきさんのコンサートへ行ってきた。
ハイキューをみて存在を知った方なので
2018年くらいからずっとその音楽を聴いていることになる。
あの頃も、その時の仕事を続けるべきなのか否かを悩んでいた。

当時、結局その仕事は退職し、
色々な繋がりでご縁があって、
この夏まで駆け抜けたプロジェクトに参加することになった。
その仕事も終わってしまって、
いま、
怒涛のように部屋を引き払い
運転合宿に入学し卒業し
見知らぬ土地に移って
新しい仕事を始めた。

1週間くらいは寝倒した時期も確かにあったはずなんだけど
よく考えるとちゃんとはお休みできていなかったのかなと思う。
未だに気力的に疲れている気がする。
惰性というか、慣性の法則というか、そんな感じで
つまり具体の意思をもって今の現実にたどり着くことができなかったのは
途中でハンドルを切ったりブレーキを踏んだりできなかったから。
いまもそういう方向転換のエネルギーを集められずにただ漠然と現実にいて、
だからより一層不満が蓄積していっている状態のように思う。

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林さんのコンサートを聴きながら
色んなことを考えたり、
もしくはむしろ何も考えられずに音楽と情景に身を任せたりしていたけど、
けっこう明確に気付いたことが一つだけあった。

そうか。
前の仕事の経験が特別だったのは確かだし、
全てが終わってしまったのは事実だけど、
そういう機会がもう二度とないと決めつけているのは自分だ。

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偶然が重なり合ったことで叶った、
見ていることにも気づかなかったような夢を、
今度は自分の意志と努力で追いかけるしかないんだ、きっと。
だからつまり問うべきことは、
今この現実に夢を見ることが出来るのか、ということに尽きる。

貪欲に、自分の戦う舞台はもう少し挑戦的なレベルの高いところがいい、と思う自分もいれば、
いや、今いるところの方が難易度は高い、
基盤すら整っていないところから最後までやり遂げてこそ挑戦だ、
と思う自分もいる。

単純に、前者が現実的な選択肢として登場してすらいないのに、
そういう想像をしているだけなのがきっと良くない。
自分がいるべきはここではない、という気持ちが少しでもあるのなら
それがどこなのかを探す努力はきっとするべきだ。
そして行ける場所を見つけて初めて、
動き出すのかとどまるのかを考えればよいのだろう。

そもそも当初はそういう予定だったはずだった。
とりあえず次の仕事があればよいという気持ちで就職活動して
いまのご縁をいただいて
その他の何かを探す余裕が時間的にも気力的にもなかったし
やっぱりきっととにかく疲れていたから
前向きでない要素もふんだんにあったのに今に流れ着いている。

だから確かに面倒だし
気持ちを奮い起こさなくてはだけど
やはり虎視眈々と他の機会には敏感でいよう。
ずっとここにいることになったとしても、
これ以外の可能性に目を向けることで
いま見えていないことの意味や価値にふと気付けることだってあるかもしれない。

動き出すということはいつだってエネルギーを使うし
しんどいことの方が多いけど
ただずぶずぶと現実に埋もれていくよりかは
努力のある自分のほうが許せるし許される気がする。

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2022年は
とにかくバランスを図ろう。
自分が何にうつつを抜かし
何からエネルギーを得て
何に努力を投資したいのかが
かつてないくらいどうしようもなくぼやけている。
それに少しでも輪郭を持たせたい。

特にFF14の扱いがむずかしい。
どうにもゲームの楽しさが現実世界での原動力に還元できていないというか、
ゲームの中だけで楽しくて、
その喜びそのままに仕事も頑張れたらいいんだけど
どうもそこが上手く繋がっていない。
なんでなんだろ。
夢中になって埋没するし時間を忘れて遊ぶけど、その行為が発散なのか充電なのかがいまいちまだよく分からない。
自分の価値観や観点を踏まえた発見や成長があって
そういうものなら現実に持ち帰りやすいのだろうか。
それとも単純に現実が重すぎて
ゲームがどれだけ楽しくてもいかんともなりがたいだけなのか(笑)。

来年初めはやっぱりいろんなことに手を出して
組み合わせや塩梅を試してみるしかないような気がする。
どういう時間配分で毎日を過ごすと気持ちが良いのか。
できるだけ長い息で続けられる生活の仕方を探していこう。
仕事も探しながら行こう。
無理に縛られることはないはずだ。
行ける所へ行こう。

まずは健康。
次に自由。
良い2022年になりますように。