雨ニモマケズ
Music: Let Go - Frou Frou ←
この曲はGarden Stateという、
Mimiちゃんと、CJがとても好きな映画のテーマか何か。
前に見たときは、普通にいい映画なんだと、ただ思っただけだった。
いま思い返すと、
自由と拘束とか、
閉塞と開放とか、
日常の中に
ある
ものが、物凄い角度でキャプチャされてる映画だと気付く。
生きていると、自由にできるけど、自由にはなれない。
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この間、たった15分の帰り道でとんでもない雨に降られたので、
コンビニに助けを求めて、しばらく滅多に読まない雑誌なんかを手にとってみた。
しのはらりょーこさんが、
運動をするのは、筋肉があると、身体が楽だからだ、
と言っているインタビューのその部分だけを読んで、
しのはらさんはすてきだ、と単純に思う。
最近プールによく行く。
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真面目にプールに入るのは小学校の時スクールに通っていた時以来で、
中高は友達とじゃれあう時間以外のなにものでもなかったし、
アメリカにいたときは、カリフォルニアなんて土地に5年も暮らしながら、
水着の一着も持たなかった。
ふと思うのは、
近頃自分は、欲しいものを買うようになった。
アメリカにいた頃はお金がなくて、DVD以外は必要なものしか買わなかったので、
今思えば日常に便利とか余裕とかがなかった。
私はこないだ、別になくても困らないけどママチャリを買って、
バスに乗っても辿り着ける駅ビルに行って、
ちょっと値が張るけど自分の気に入った水着を買った。
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ひたすら平泳ぎで1時間半泳ぎ続けたりする。
初めの30分は、なぜ泳いでいるのか分からないのだけど、
最後の30分は、どこまでも泳いでいけるような気がする。
息継ぎの数を、数え続ける。
足を蹴った時に、自分の下をタイルが通過していって、
自分は自分の力で前に進んでいるんだと教えてくれる。
えいっとがんばると、ぐいっと前に進む。
この馬鹿正直さに、ほっとする。
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Mimiちゃんが、NYで大学院に行くのだという。
だからなんだと、奥歯で噛み砕いてみる。
この味は、嫉妬以外のなにものでもない。
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雨が止まないから、
ズボンをジャージに履き替えて自転車をこいだ。
傘は持ってくるのを忘れた。
信号で止まると、
突然雨脚の強さに気付く。
でも走り出せば忘れられる。
Just shrug it off.
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アパートの階段下に、自転車を押し込んでいると、
突然爆竹がなって、子供が騒いだ。
近くに幼稚園がある。
2個目の鍵をかけていたら、
もう一発音が鳴って、子供たちが喜んで、花火のにおいがした。
Oh I know what they are doing.
プールのかばんをかごから出して、
ちょっと覗きに行く。
軒下に30人くらいのがきんちょが横一列に並んで、
園長先生と思しき人が、ちんまい校庭の真ん中で、また一本火をつける。
雨空を駆け上がって、ボンといって、ヒューと散ると、
子供たちが飛んで跳ねて手を叩く。
Just be.
ああいうふうに、私はなりたい。
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今週は長かった。
でもがんばった。
週末! ぱちぱち。