さくらさくら

Music: Breathe - Michelle Branch ←

最近、私の中であらしさんブームが再発している。
久しぶりにコンサートのDVDを見返して、よく泣く。

Timeの櫻井さんの挨拶が好きだなって思う。

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1月にがんで亡くなった同級生をおくる会で司会をすることになって、
私は、闘病をお手伝いすることはできなかったから、
何かやれることがあるなんてすごくうれしい、と思って、準備をしていた。

彼女はあまりにも素晴らしい女性だったので、
大阪で仕事をしていたのに、会場の茨城にまでわざわざ職場の人がたくさんいらして、
大学の人とか、大学の院の人とか、発起人の中高の同級生たちとか、
300人近くが集まるすごい会になった。

あっちこっちから、生前のエピソードを伺って、かき集めて、
ああでもないこうでもない、と司会の原稿を書いていたら、
本番の2日前に、私は、どこへでもドアを手に入れた。

大学院に受かった。

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・・・なんで？

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おくる会は、
デザインの仕事をしていた彼女の学生時代からの作品も飾って、
才能と思い出と喪失であふれていて、
でも優しい懐かしさでつながっていて、
素敵な会になったと思う。

もうここにはいない誰かのためだけに、
あれだけの人が、集まることができる。
そして、もうここにはいない彼女を、
泣きながら自慢し合う。
私はすごい人と知り合いでした。

でもそんな彼女は、死んでしまった。

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未来というものをどう考えてよいのかが分からなくなって、
そもそも現状に満足できないとはどういうことなのか、と思い始めて、
私はなんで願書を出したんだろう？ とか初歩的なことを考え出した。

どこへでもドアで、
私はどこへ行きたかったんだっけ。

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今年の春はちょっと早く来て、
でもやっぱり早すぎたことに気づいてしまったのか、
しばらく満開の桜が続いています。

ちょっとずつお休みをいただいて、
お散歩をしたり、立ち読みしたり、ご飯をたくさん食べてみたり、
将来とも未来とも関係のないことをたくさんやってみた。

だけどどうにもうまくいかない。
平日のお昼までごろごろして、うんうん唸って、
でも気持ちがちっとも晴れなくて、
どうしたらいいんだろう、なにがだめなんだろう、
と途方にくれて外に出た。

扉を開けたら、
たまたま早くやってきた春が待っていて、
桜がとてもきれいで、
空がとても青く澄んでいて、
風がとても気持ち良かった。

目を閉じると、鳥のさえずりが聞こえる。

私は、今日を好きだな、と思った。
私は、今の毎日を、ちゃんときちんと好きだ。と思った。

なんだか、突然元気になった。
そうして同時にとても涙もろくなった。

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私はここにいて間違っていない。
今の自分は間違いじゃない。
だけど、新しい何かを観たいから、
あのドアを開けて、
そこから続いていく道を歩き出す。

これはオサラバじゃなくて、
行ってきますなのだから、
ちょっと寂しくて悲しくてこれでいい。

どこへ行くかはわからないけど。
でもこの道を進んでみたい。

脱出とは違う、ただの出発。
大事な出発。
掴みとった出発。

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大学院受かりました。
9月から学生に戻ります。

応援してくださったみなさんありがとう。

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本当は、
彼女のような人が病気になったことを、
死ななくてはならなかったことを、
やっぱり私は怒っている。
なによりもどうしても許せない。

けれどどうにも歯が立たないので、
私は泣きながら諦めて、
彼女を忘れないで、自分が死ぬまで忘れないで、
そうして神様に会ったら、指を突き付けて、
あなたはいったい何を考えていたのか？ と問いただすことにする。

ずっと自慢の同級生。
変わることのない大切な出会い。

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相葉さんの、5×10の挨拶も好き。
それなりの10年。

誇りに思える何かを、
私はたくさん持っていて、それに囲まれていて、
運でもあり、偶然でもあり、ちょっとした勇気の結果でもある。
それはこれからもずっと変わらない。

この幸せを忘れないように、
ありがとうの気持ちで、撤収の準備を始めます。

イギリスには、9月の初めくらいに行く予定です。

どこへでもドアを開ける。ぱちぱち。

■たいがーまむさん> こんにちはー！ 久々のレビューだったのそうおっしゃっていただけてうれしいです。バイクは完全にやりたかっただけみたいになってましたよねー笑。恋愛もの、ご本人ができそうにないってなんかのインタで言ってましたが、だったら余計に観たい！と思ってしまった・笑

■杏菜ちゃん> こんなところでなんですが、メールありがとうです。お返事遅くなっていてごめんねー><。 そしてパチコメもありがとうー！ ニノの恋愛もの、ご同意いただけて嬉しい～。でも相葉さんはバーテンの時で私はすでに死にそうだったので、もうちょっと考えさせて・笑