ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

そしてまたスタートライン

昨日は例の赤西君の手紙↓を訳していたので書けませんでしたが、実は学校初日でした。疲れました。

寮に友達が帰ってきたのは一昨日あたりからなんですが、アメリカ人ってこんなに早口だったっけ?! というくらいで、在米4年目にしてかなりびっくり。彼氏さんがCA人らしくないゆったり口調なのもあり、それから一緒にご飯を食べに行った友達が二人とも例を見ない早口だったのもあり、内心かなりテンパってました。それから夏休みに身の回りが日本人ばかりだったこともあって、アメリカ人の中に自分ひとりという状況があまりなかったことも、英語プチ不慣れに陥ったことの理由のひとつかも。実際アメリカ人と話すといっても、一対一で話すのと多数対一人というのは会話のテンポやトピックの触れ幅が大幅に違います。1on1なら自分でコントロールのしようもありますが、大勢が相手になると、ちょっとボーっとしているだけでかなりの置いてきぼりを食らいます。しかも相手が早口だとなんだか自分も早口にならなきゃいけないような気がしてくるから不思議です。未だにちょっと舌が思ったようなスピードで回ってくれません。

ふと思ったのですが、もしかしたらこの程度のレベルが普段の自分の英語レベルなのかもしれません。日本語で会話をしているスピードと会話力、伝達力に慣れてしまったので、そこから英語に移ることによって基準がガタ落ちしているのが明白なだけかも。それにしても自分の言いたいことも考える冗談も、全てが日本的。別に日本的は悪くないし、むしろ日本人なのでそれで当たり前なんですが、なんていうか思考回路が日本的なので、英語にしにくい部分があったり、英語としてちょっと言い回しがおかしかったり、なんだか、ん? という顔をされる頻度が高かった気がします。

でもいい加減寮の友達が帰ってきて3日たち、学校も始まって二日終わりました。不思議な話ですが、アメリカにいる挑戦者としての自分がFired upされているのがなんとなく実感できます。やってやろうじゃねぇか的な自分は、どちらかというと、何を言うか考える前にとりあえず口が動くという、英語を第二言語でマスターする上では理想的なモードに入りつつあります。基本立ち直りが早いというのもあると思いますが、それとは別に類を見ない適度なあきらめの良さと、そもそもの期待が別に高くないというのも、英語習得に適している自分の長所かと、ここ数ヶ月、日本からの新入生と話していて思いました。例えば今回みたいに、あ、英語できなくなってる、とか、あ、やべ、全然分からん、と思ったときに、深く落ち込むでもなく、いや、でもこの部分は分かった、とポジティブが取れる。それから、まぁこんなもんか、と達観できる。さらに、あ、でもこれだけでも結構いけるんじゃない? と意味不明に自信が持てる。自分で言うのもなんですが、これって結構大事だと思うんです。所詮自分は日本人。と卑屈ではない開きなおりができるのも自信を持ち続けるためには必要なんじゃないかと。

夏休み中は日本語を喋らない日というのがなくて、だからこそかえって今まで自分のいた環境が英語の向上にどれだけ適していたのかということを確認するいい機会になったと思います。前は日本語を一言も喋らないなんて毎日のことで別にびっくりすることでもなかったけれど、それがまたこれから続くわけなので、また、ここからどこまで伸びられるものか、他人事のように楽しみです。