ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

相葉CM / ブロンドニノ

スーパーボーイのラッキーボーイズぶりが見たいのですが、なかなか思うとおりにことは進んでおりません。

とりあえず相葉ちゃんのソロCMニノのブロンド先生を見ました。

相葉ちゃんCMはとりあえずかわいかった[:ハート大小:]
ちょっと舌足らずなかんじの喋り方もかわいかった[:揺れるハート:]
しかし最後の「カロリーOFF」のところだけ突然スーパーアイドルになっていて
私はビックリしてしまいましたよ(苦笑)。
最後までかわいいだけでいてくれても良かったのに(笑)。
いや~。夏が似合う男っていいわ~~。
ところでこれは、他のメンバーバージョンはないんですかね?

さて、ニノのブロンド先生
留学生から見た、二宮くんの英語についての考察です。
上から目線ではないと思いますが、思ったことをつらつら書いているだけです。
基本的に、二宮和也、すげぇ! というスタンスで書いておりますのでご理解ください(笑)。

まず最初に、何が驚いたって、この人FROMを使ったよ。
This original story is FROM a comicっつって。
このFromって結構使い方を理解して使えるようになるのにはちょっと時間かかると思うんです。だって頭の中で言いたい日本語を直訳したらFromは出てこないでしょう? 原作は漫画なんですって。学校で習っているFromを使う要素ってどこにもないと思うの。日本語がぺらぺらなアメリカ人でも、このFromを日本語に直せるようになるには結構手間隙かかるハズなんです。知ってる単語を並べてるだけじゃ出てこない使い方なんです。それをこの人、なんでもないことのように普通に使ったよ? なんだ?お前(笑)。

それから喋り方。
文の区切りかたが、明らかに英語喋れる人、もしくは喋りなれてる人のものに近かった感があります。一個ずつ単語を言っていくんじゃなくて、文法用語で言うなら、句とか節単位で的確に区切って、そこから先を考えている。しかもイントネーションが結構うまい。というか勘がいい。特に「My next project...is...」のくだりとか、その最たるもので。Myはあんまり強調してないんだけど、Nextをちょっとはっきり目に言ってる。多分意識してのことじゃなくて、「次の作品」について聞かれている、という思いが念頭にあってのことだと思うんだけど、これってそう簡単にできるもんじゃなかった気がするんです。We are already...とかね、Areをそんなに長く言わないでしょう? うぃーぁ、おーれでぃー的な感じに聞こえるくらいまでAreを軽く使ってるの。・・・すごい。

さらに続くよ喋り方。
あのね、正直、分からないけどさ。でもね。
多分この人、英語で考えてるよ。
言いたい何かがモワッと頭の中にあって、それをとりあえず英語で言うのね? それでそのモワッに当てはまる英語が見つからない時に、ちょっと黙って日本語でそのモワッが何かを考えて、それを英語に直してる感じがします。多分3番目の「それについて詳しく教えてくれませんか」の質問に対してだと思うんですが、脅威のThis original story is from a comic...で始まる回答の前に、彼は暫く考えますよね。あれは日本語で考えていると思うんです。何を言おうとか、何について喋ろうとか、Topicを探してるんだと思う。それで、喋るモノ=モワッとしたものを発見したら、そこから英語に切り替わってると思うんです。だから、頭の中に英語でなんて言うか知らない日本語が浮かび上がることもあまりないし、そのせいで、「あ~この単語英語でなんていうんだっけ」的な、節や句切りやイントネーションを無視した沈黙がなく、それなりにちゃんと流れるような英語になってるんだと思います。

しかもTheとAが適度に使い分けられている。
日本語の「私は」と「私が」の使い分けがアメリカ人に難しいように、こればっかりは未だに私も適当に使っています。あたる頻度は大体高くなってきたかもしれないけど、こういう自分だけしか頼れないシチュエーションで、英語をほいほい喋らなくちゃいけなくて、それでこれだけArticle(冠詞?)をちゃんと入れられるってすごいよ。

その上、度胸がある。
最初の質問と答えが微妙に噛み合ってない気もしたけど(多分、映画の内容についてどう思うかを聞かれていたはず)、多分ニノはそれも分かってる上で、自分で答えられる範囲でとりあえず何かを言おうとしたんだよね。記者に囲まれていて、周りに助けてくれる人が誰もいなくてっていう状況もあったのかも知れないけど、私が知る限り、これって、英語ができないと思い込んでいる人はあんまりしない行為なんです。聞かれていることに対して、自分は何が何でも的確に答えなくてはいけない! と思っているような人は、この最初の質問、日米の戦争についてどう思うのかとか、それを描写した映画についてどう思うのかっていうのを、つたない英語で伝えることができなくて、とりあえず黙るか、分からないフリをするか、英語ができないと落ち込むのが関の山です。でもね、アメリカ人でも良くやるんですけど、相手の言ってることに対する的確な答えはよく分かってないんだけど、とりあえず何か言っとけ! みたいなノリで、何かそれっぽいことを関連付けて答えられるっていうのは、私が思う、日本人に欠けている、はったり英語の実力だと思うんです。ニノにはそれがある。これって素直にすごい。

最後にちょっと気付いたこと。
日本人はRができないと言われがちですが、実はLが苦手な人もいます。私が気付いた限りでは、Rが苦手なパターンと、Lが苦手なパターンが両方いて、両方とも時たまLとRを混合してしまうのが、一番多い日本人アクセントだと思います。あとは子音で止まれなかったりとか。ちなみに韓国人はFかHの発音がどうしてもPになってしまったり、ボストンの人はRを発音しなかったり、アクセントなんていろいろです。だからどうってこともないけど、ニノはLが苦手なパターンで、Rは結構いけてるということ。子音では結構止まれていて、でもその割に発音はあんまり気にしてなくて、イントネーションを大事にして英語を喋るタイプだということ(個人の見解では多分赤西くんはこの反対だと思う)。要するに、日本人アクセントだけど、とりあえず英語をそれっぽく喋れるタイプ(なので赤西くんは、歯切れがちょっと悪いけど、発音は英語っぽく喋れるタイプ)。最後に誰も指摘してなかったけど、最後の分はCould you? ではなくてWould you like to teach me?が正解です。Couldを使いたい時はCould you teach me?でいいと思うな。

結論。
二宮和也はすごいと。(笑)
そういうことです。

最後に、バトルとか、どっちがうまいとかじゃなくて、この人と赤西くんが英語で会話したら、違いが良く出て面白いと思うよ。日本人にはいろんな英語の勉強の仕方があって、どんな英語でも、結局は英語として許されるものだっていうのが、分かると思うんだけどな。