夢と酔狂

目を瞑ってみる夢を
いつか追うこともなくなって
目を開けてみる夢なんて
そんなの見ることだってできないのに

叶わない夢が何？
追いかけない夢が何？
いつかは儚く消え行く未来
それはだって、今になるから

思い描く
いくつもの情景
思い返す
いくつかの天啓

いつだって今だって
やってみたいことなどいくらだってあるけど
そのどれかを選べだなんて
どだい無理な相談なんだ

夢がないなんていわせない
目を瞑ればいくらだって思い描ける
なってみたい自分
生きてみたい未来
空想といわれたっていいよ
だって
目を開けて
現実を見て
そして見られる夢なんてあるわけがない

笑いながら
笑われながら
それでも見ることにきっと価値があるから
夢を見る
思いを描く
誰にも見えない自分だけの世界に
今が笑っても
僕が未来を
笑いたいから