ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

魔王 Ep.1

他にも書きたいドラマの話がたくさんあるので、とりあえずカテゴリを新しく作りました。実際にエントリできるのはいつになることやらです。

映画のレビューと同じく、言いたいことを言いたい放題言っています。
内容の細かいところにも躊躇なく触れますので、この先は自己判断でお願いします。

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全体の感想を一言で言うと、思ってた以上にハードボイルドで素敵でした。
リーダー贔屓になり過ぎないように、エントリを書く前に3回見直したくらいは好きです。
乱れのない足音が響く暗闇。逃げるように走り続ける芹沢。その構図がもうツボです。彼は逃げられない。

キャスティングは圧勝だと思います。警察側でちょっと不安な人が数名いますが、その他はいい所にいい感じに配置されたと思いました。しおりさんの役の子も意外と好みです。あぁいう演技は好き。斗真くんの熱演も役からはみ出さないくらいにきちんとコントロールされていて安心して見てられました。彼は舞台で輝くタイプだということがよく分かります。どこから撮られても同じ感情を伝えられる。

全体のペース配分は秀逸で、じわじわ押さえの利いたリーダーのシーンと、文字通り疾走していく斗真くんのシーンがうまく織り合わされていたと思いました。個人的には正直リーダーのシーンはちょっと遅すぎる嫌いがあるのですが、恐らく魔王シーンのペースがどんどん上がっていって、芹沢シーンに追いついてシンクロするのが最終話くらいなんでしょう。そうだといい。リーダーに重きを置いて見ている分、このままのペースで10話やられたらちょっと辛いです。特に暗室のシーンは芸がなくて3回目からは長いとちょっと飽きる。

最大の不安はプロットにあります。Mimiちゃんとも話していたのですが、現時点では要素的に映画の長さにまとめてしまえるくらいのネタしかないように見えるわけです。10話も持つのかな? これから一話につきひとりずつ殺されていって、どちらかにしか転べない最終話に繋がるだけなら、それほどつまらないことはない、とすでに不安。第一話と最終話だけ見ればいいような話になってしまいそうで怖いわけです。物事があまりにも調子良く進みすぎてしまっていっているけれども、こういう話は駆け引きが始まってからが面白いので、来週かせめて再来週あたりには波乱が起きて欲しい。リーダーには復讐を円満に果たさせてあげたいんだけど、物語としてはそれではあんまし面白くないと思うんだよな~。

演出部分でのいくつか。
斗真くんの図書館前のシーン。「自分の手を汚さず!他人を操って!」 ・・・なんでそこで引いちゃうの? ソコは引いちゃダメだよ~。斗真くんが可哀想だよ~。と思いながら、つい笑ってしまいました。熱弁ふるうシーンを熱演している俳優さんを置いて、遠ざかっていく奴があるか!(爆笑) 置いてきぼりにされる芹沢がなんとも滑稽で、取り合えず斗真くんが気の毒でなりませんでした(苦笑)。いい演技だったのに・・・。
二宮くんのシーンはあれはなんですか? まったく意味のないあのシーン。なんてことだ。特にそこまで流れがいい感じに来ていただけにもーがっかりでした。しかも二人がうまかっただけにさらにがっかり。もったいない。ありえない。大宮の二人にはあんなバカみたいな横槍シーンじゃなくて、もっと観客を根こそぎ倒していくような競演をして欲しいんです、私。あの二人が本気でガチンコしたら、私の脳みそ吹っ飛んじゃうよ。

さして重要じゃないけどちょっと引っかかった部分。
魔王はマッキーを愛用(笑)。なんかやたらと綺麗に映っていたので気になっちゃった。
リーダーの手。あの人の手は一瞬見ただけじゃ男か女か分からないと思うな(笑)。
心がないと言われた直後に泣き出す魔王(苦笑)。どういうことだ? というか、このセリフのおかげで魔王の設定が曖昧になってしまったという点では笑ってる場合じゃないと思うんですけど。復讐心から全てが繰り広げられているお話なのに、心がないわけないじゃないか。
秀雄は何回見ていればいいのか。毎回言われたらちょっと辛い。のでこれきりにしてくれると嬉しい。

いろいろ思うところはあるんですが、まだ一話目だし、三話目くらいまで様子をみようと思っています。正直現段階では、芹沢ベースで見たほうが面白くなるような気がしてならない。今のままではリーダーの分が悪すぎます。魔王というタイトルに頼りすぎて本人の設定が曖昧な上に役が薄っぺらい。

随分と引っ張りましたが、大野智について。
とりあえずは万歳です。三唱くらいはしたい。取調室はちょっと長すぎたせいもあって逆に周りが気づかないのが奇妙でしたけど、基本の無表情は全てにおいてよく出来てるなぁと思ってみていました。芸術品のようだ。タイトルは怒り。虚無ではない無表情。それって凄いことだと思う。それから俳優大野智は、多分本人が思っている以上に、迸る感情の表現に長けていると思う。冒頭で花束を置いた時の憤怒は圧巻でした。出だしであれをやられたらもうお手上げです。完敗。芹沢にはじめましてといわれた後、階段を駆け下りていく足音が消えないうちに成瀬の片頬が憎悪に震えた時には私の魂が震えました。ハレルヤ。ハーモニカを握り締めて泣かれた時には可哀想でこっちが泣きたくなりましたよ。そんな顔しないでー(単純)。たださっきも言いましたが、成瀬のもつ感情の両極は今回で出し払ってしまったと思うので、これからはその冷徹と激情の間を描いて欲しいと思っています。隙間を埋める演技が一番難しいと思うのよね。けれどリーダーの描く人間には深みがあって欲しいと思うのです。

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主題歌がやけに耳に残る・パチパチする


ところで皆様、先先日の宿題くんのエントリ、なんと53拍手もいただきました(爆笑)。あれはだって反則だよね~。
色気!
とりあえず色気!
皆さんに分かっていただけて嬉しかったです(笑)。パチパチありがとう!

7/3 真さん> はじめまして^^ はくすコメントありがとうございます。そしてようこそ~。嬉しいコメントいただいて、こちらこそ読んでいただいてありがたい限りです。そのバランスが最大の魅力、全く同感です。だからこそ一貫してしまったらつまらなくなってしまうと思うんですよね。その奥の奥、見てみたい気がします。でも本人も分かってないような気がたまにします、そういう時に彼の繊細さを感じたりする。二宮さんはあまり話題に上らないブログですが、愛はあります。だいすきです二宮さん。あの才能に一度触れてみたい。

7/3 なみこさん> なみこさん! なみこさん! あーもー。やっちゃった(崩)。ごめんなさい~。懲りずにコメントくださってありがとうございます(感涙)。嵐のみなさんはみんなをそれぞれ受け入れていると感じられる瞬間が多々ありますけど、一番顕著なのはニノだなぁと思ったりします。仕事中にゲームをやり始めたのはいつ頃で、そんなことになるまではどんな過程があって、最終的に下されたその判断に他のメンバーはどんな顔をして受け入れていったのかな、と思います。あれを許す信頼っていのは多大なものがあると思うんですよね。ハグやチューや恋人つなぎに、実は癒されているメンバーが確実にいるはずです。むしろみんな実は好きだと思う(笑)。体温は安心します。嵐はみんな意外と淋しがりやだから、ほんとは嬉しいはずだ(笑)。

7/3 かえるやんさん> ニノは嵐にいなかったらとりあえず芸能界の表舞台にはいないような気がしますよ。辛いと思う。名古屋2日目のニノがすごかったという話はいろんなところで聞きます。鬼気迫るニノ、というのは、一生拝めない気がしているので、なぜならこれ以上の事故や悲劇は起きて欲しくないから、かえるやんさんは物凄いものを見たんだと思います(苦笑)。ニノのファンも大変でしょうが、相葉も大変です。確信犯も大変だけど、分かってない人こそ危ない! あの色気は犯罪です! 誰かアイバを捕まえて!

7/4 mimiちゃん> 私も出来ると思う。あなたとなら、何かと色々、可能な気がするよ。アイバ好きにはミラクルが起こるはずだ(笑)。

7/6 10:51さん> 私は明々後日くらいまでがんばれそうです(笑)。も~。地団駄。