ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

1月25日

Music: Nothing's gonna change my love for you - Kaori Kobayashi

文系だと言い張る嵐で
性質ではなく、性格の進路相談をしてみる。

そうして気付いたりする。
素直に文系なのは、きっと松本さんくらい。

櫻井翔は、理系だ。
とても才能のある理系。

大宮や相葉さんのように
暗闇と沈黙を詰め込んだ真四角な部屋の片隅にひとり閉じ込められて
空想を広げて無限の世界に創造を楽しむことは
彼にとってきっとひどく難しい。

数式を与えられて、彼は動き出す。
左辺に応対する右辺を導き出すこと。
等号で結べる解答を提示すること。
求められていることは、
応えること。
そこに彼は、安らぎを見出す。

彼はいつまでもずっと
これからもずっと
一人遊びがとても苦手。

毛布に包まれて、夢を始めるその前に、
夜の闇の中、深遠の沈黙の中に彼がときおり聞く孤独の深さはどれくらいだろう?
ひとりぼっちの彼は想像しがたい。

ニノの言う彼の、心の広さ、を考える。

利己的な彼を考えるのはとても困難だ。
アクセルを踏み込むその向こう側に
彼だけの目的地があることは、果たして数えるほどあるのだろうか?

期待と望みに取り囲まれる彼。
そして彼はそれを許す。
He lets himself to be surrounded, expected, wanted to give.
to give. to give. to give.
And he always delivers.
Because he expects himself to deliver.
Properly. Perfectly. Precisely.
彼は期待されて、望まれて、
それに応えて生きていく。

彼が、
彼自身が
応えたいたくさんの数式。
求められて初めて作用する
櫻井翔の努力と才能。

5人そろえばなぜかきちんと文系に生まれ変わる嵐
そこで打たれて響く
嵐だけの櫻井翔の音色

そこに絶対値はなく
不等号も等号も存在しない。
未知数ばかり
証明の終わらない数式。

だけれど解答はいつも5。

解き明かされないその数式を
櫻井が受け入れる。

そこに嵐の美しさがある。

27歳おめでとう。パチパチする。