Music: O Holy Night - Mariah Carey ←
昨日、お互いに触れていないと生きていかれない病気を持った人の話(Fictionですけど・笑)
を読んでいて、とてもいい話で、凄く印象に残ったんです。
君と会ったその日から・・・みたいな感じで、
何百万人にひとりの割合で、
握手をした瞬間に同時に2人が感染してしまう病気なのね。
四六時中くっついていなきゃいけないわけじゃないんだけど、
お互いに触れていると"a part of your brain wakes up"で、
Everything is brighter、
とても心が落ち着くんだって。
同じ時に眠りについて、
目を醒まして、
触っていると元気になる。
片方が傷つくと、
もう片方にも傷がつく。
それで一緒に治っていく。
触れていないと"Contact Starvation"(触れ合い飢餓)で死んでしまうという。
まあ、究極のさみしがりやのうさぎさんみたいな(苦笑)。
言葉にすると物凄く乙女でロマンチックで、うっかりお茶を濁したくなるけど、
そういう相手がいるとしたら、
いたとしたら、
それは限りなく羨ましい。
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私の中には、たましいと皮膚についてのささやかな論理があって。
あなたのたましいは、あなたの形をしていると思うのね。
本来あるべき姿は、だから
ピンと伸ばされたその肌のすぐ裏側にまでたましいが膨らんでいて、
触るものの全てが、感じることの全てが、すぐ全身に伝わっていくわけ。
奥の奥まで伝わっていくわけ。
元気がないときの自分は、
皮膚とたましいとの距離が果てしなく遠い。
これって冷たいのかな、
と考え始めると危ない。
自分って疲れてるのかな、
と考え始めると分からない。
おなかがすいてるってどんな感じだっけ、
と思ってしまうと抜けられない。
こういう日は、
全てがI thinkで始まって、
ピリオドに辿り着くまでに、
MaybeとProbablyとI don't knowが
たくさんたくさん
繰り返される。
疲れているように思うけど、
でも確かには分からない。
おなかが空いている気がするけど、
でも本当か分からない。
確かめられない沢山のこと。
目に見えない沢山のこと。
自分の感覚を信じられない時、
そこに残されるのは物理で、
12時だからゴハンにしなきゃとか、
ドライヤーは肌に当てたら危ないんだとか、
足を踏み外して落ちたら痛いんだとか、
そういう常識を鷲掴みにしながら、
ただ瞬きをして前に進んでいく。
だって目に見えない沢山のことが私の日常から無くなっても、
世界はその喪失も悲しめない。
じゃあ初めから無かったのと同じ。
悲しくない。
寂しくない。
I need you I need you
と叫んでみても、
側にいるよ、いつも傍にいるよと約束してくれた親友は、
そばにはいるけど、ここにはいなくて、
だから私はそれをどう頑張っても確かめたり出来ない。
いるような気がするけど、
ほんとうはいないのかも。
Maybe. Probably, I don't know.
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いろんなものが逆流しそうだった今日、
最後に先輩がうっかり忘れちゃった仕事を見つけて、
それをちゃっかりやらせてもらった。
英語でメールを書いて、
送信する。
ああ、あたしはこんな風に幸せになれるんだ、
と思った。
こういう風に、幸せを感じたり出来る。
カラフルな毛糸のマフラーが指先にほっこりする。
ドアを開けるノブが冷たい。
おなかが減ったから早く帰る。
I don't think.
I know.
びっくりするほどあたたかな人たちに囲まれて、
仕事に不満をつけるのが申し訳なくて、
幸せじゃない自分が悲しくなる。
でも多分、
私は英語に触れていないと、
きっと死んじゃうんだ、ということが分かった。
英語を使うとき、a part of ME wakes up,
そしてとても心が落ち着く。
それだけで幸せ。
こんなにも簡単。
何かいい方法を考えればいいんだよ。
英語を使える業務があれば、
私は今の仕事はきっとたくさん大好きになれる。
なんかあるんじゃないのかなあ、
意外と英語の資料を見かける気がする。
探せばいいんだよ。
なにかやり方があるはずだ。
明日でもう仕事納めですけど(苦笑・私は土曜日までお仕事してお仕舞い)、
このタイミングで天啓がきてよかった。
来年にはもう死んじゃうとこだった。
がんばってよかった。
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何件もコンビニによったわりに、
結局フライドチキンには手を出さず、
最後に足を伸ばして中華惣菜屋さんまで行って、
からあげをお買い上げした。
ささやかにこだわる。
帰り道におじさんとお散歩中の犬と出会って、
唐揚げが気になったのかクンクンしてきたので、
相葉さんみたいにブンブン手をふって、
メリークリスマス!
と言った。
おじさんが大爆笑して、
犬の頭をガシガシなでながら
「初めて言われたな! メリークリスマスだってよ!」
とテンション激高だった。
今日は幸せが多い。
幸せでいい。
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クリスマスの歌は、断トツでO Holy Nightが好きです。
O Holy Night - Billy Gilman ← Man, he just keeps coming.
O Holy Night - New Orleans on Studio 60 ← トランペット。
メリークリスマス。パチパチする。