ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Charity #2: Kazunari Ninomiya: The destination

Music: Shadows - Westlife

たいがーまむさんから頂きました。

お題は・・・「演技者 二宮和也」で。

お待たせしましたー^^ 参加して下さってありがとう。
お子様たちにもありがとう!

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Michael C. Hallの演技に、
二宮さんを見つけたのは、
Season 3 Episode 7 Easy As Pie でした。
生まれて初めてできた、彼の思う『友人』に、
Dexterが横っ面を張り飛ばされるように怒鳴られた時。

さあこいMichael
と、
期待をした。

これは、
私が二宮さんによくする期待。

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私の思う、
演技者 二宮は寡黙。
基本的に、ベラベラ感情を吐露するような演技はしない。
爆発を待つ。

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私が以前に、Michaelと二宮さんを並べたとき(こちら ←)、

多分、二宮さんの演技力の伸びしろが極限まで伸びて、
且つ、作品に恵まれ、監督に恵まれ、
演じる役それ自体が、Dexter MorganほどにFascinatingだったら、
こんな感じになるのかもしれない。と思えなくもない、


という書き方をしました。

どちらが上手いとか、
どちらがよいとか、そういうことが言いたいのではないのですが、
二宮さんには、
いい監督さんが必要だと、とても強く思う。

二宮さんは才能だけれども、
彼自身はそれをとても持て余している印象があります。
自分の演技のどこら辺が強みなのか、分からない。
分からないけれど、上手い。
本人が持っているのは、
自信というより、その程度の認識のような気がする。

だけど人間、どんな職業についてもそんなもんだよね。
素敵な先輩や上司がいて、
その人についていく過程で、
自分らしさとか、
自分の見せ場とか、
そこらへんを探っていくんだと思う。

流星の絆の最終話で、
渾身のニノに、それでも尋常じゃない青臭さを感じたのは、
そこに三浦さんがいたから、
という
ただそれだけのことなんじゃないかと思うんですが。

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何を見せたらいいのか分からないけど、
とりあえず何かをしなくてはと思うのが
カメラの向こうに立つ人の性だから、
私の思う面白くないドラマでは、
焦った演技が彼は目立つ。

観客を意識しているにおいがする。

二宮さんの力みは
特にコメディーで感じることが私は多い。
小説とかでもそうだけれど、
人は、
泣かせるよりも笑わせるほうが難しい。

あの人はきっとそれを知ってる。
だから考えすぎると、それが演技に出る。
気を回しすぎると、それが演技に出る。

だけど
それは監督の仕事で、
演じ手が気にすることじゃないと、私は思う。
役者さんは、
脚本を3Dにするのがお仕事なのだと思うので、
それに集中していればいいと思うの。

狙いどころを先に自分で見つけてしまうと、
そこを狙いたくなるんだと思うんですよね。
それができるだけの勘の良さがあるから。
だけど狙うのは監督で、
俳優さんは銃弾なのです。
ただ的に向かって飛んでいく。

どこへ行けばいいのか。
どこまでは行かなくてもいいのか。
そういう明確な演技指導をする監督さんと
二宮さんが早く出会ってくれないのかな。

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なにかで読んだんですが、
二宮さんは脚本も自分のところしか読まないんだってね?

私は演技に限らず、
彼の反応速度とその震源地の深さを心底愛しています。
惚れ抜いていると言ってもいい。

だから二宮さんは、
振られた話題に反応する演技が一番上手い。
と私は思う。
私はそこが好き。

何もないところからのその瞬発力に、
私はいつも期待するのです。

さあこい二宮、と思う。

それで願いどおりに撃ち抜かれて、
私は万歳三唱できる。

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冒頭のDexterのシーンの答えとして出たのは、
ギターの弦が切れた瞬間の音みたいな、
張り詰めてるのに間の抜けた沈黙でした。

あくまでもちょっと間が抜けてるところがDexterなのです。
本人には分からない怒り。
ものすごい熱いのに、
全然沸騰していない熱湯みたいな感じでした。
かっこよかった。

あの煮えたたない感じを表現しきれるMichaelは、
それはそれは素晴らしいのだけど、
その程度までトーンを抑圧させるDirectionを出せる監督も凄いなと思う。
何を見せたいのかを知っている監督さん。

だから爆発抜きにしても、
Michael C. Hallの凄さがよく分かる。

私は爆発前の二宮さんを堪能できる作品が、
いつかこの世に提供されたら、
物凄くあっさり恋をすると思うのですけど。

そんな日が来たらいいな。
と思っているのです。

そんな日が来ないのは惜しい。

パチパチ。