ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

the sound of blue sky

Music: This Way - Michelle Branch

15を過ぎて、第二言語を学ぶと、人は新しい人格を作るといいます。
言語学を専攻していた友達に聞いた話です。

私はそれは本当だと思っていて、
英語での自分は、もう少し自分の感情についてVocalだと思う。
思っていることを言っていいと思っている自分は、
英語の自分。

そこには、Well, I don't know about that.と言える自分がいて、
See, in my opinion, と続けられる根拠と自信があるのです。

だけど、それを日本語でできない。
だけどそれを、日本という文化の中でしない。

I think that I'm choosing not to. That is who I am in Japanese.

該当する日本語がなにか分からないというのがまずあります。
それから、それを日本語で言っちゃったら、What kind of person does that make me?
そんなことを言う人は、日本ではでしゃばりなんだと思うのです。

それに気づけるくらいまでは、私は日本人。

だけどどちらも私なの。

日本に帰ってきて、
分かってもらいたいと思う気持ちは、日本を離れる前と、アメリカにいたときと同じようにそこにあって、
だけど今は、
日本語でだけよりもはるかに幅広く自分を表現できるようになった自分がいる。

繋がっているようで繋がっていない日本語と英語の自分が、
どうかバラバラに生き別れてしまわないように、
私は息を潜めて、
祈りながら、
祈りながら、
今日も言葉にならない鼓動を数えて生きている。

Maybe tomorrow. パチパチ。