ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Hello.

Music: Light - Sleeping at Last ←

エンジンがくすぶり続けているとき、
自分の昔のエントリを読み返すことがあります。
そしてうっかり感心しちゃうときがある。

達観しすぎな自分はいかがかと思う。
もうちょっと泥臭くてもいいはずなんだけどね。

言い訳に年齢が登場してる。
言葉にしないまま踏みつけるブレーキに
29がのっかっているって、思う。
自分で分かる。
自分は分かる。

29の自分。

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Matt Smithがドクター役で出演している
Doctor Whoの最後のエピソードを観ました(結局)。
撮影の舞台裏のクリップを観たら見たくなったので、
素直に観ることにした。

We all change, when you think about it, 
we’re all different people all through our lives, 
and that’s okay, that’s good, you gotta keep moving, 
so long as you remember all the people that you used to be.

誰だって変わるんだ、良く考えてみれば。
生きていく中で、誰だって違う人間になっていく。
それでいいんだ。
それは大丈夫なことなんだよ。
自分がこれまでになった
すべての人間を忘れないまま、
進み続けるんだ。

I will not forget one line of this, 
not one day I swear.
I will always remember 
when the Doctor was me.

私はこの道程の何一つも、忘れたりしない。
一日だって。絶対に。
どんな時もずっと憶えている。
「ドクター」が、私だった時を。


Behind the Scenesのクリップの中で、↑のセリフを、
台本合わせしながら泣き出しちゃったMattと、
ロの字に並んだ机をぐるーっと周って、その彼をハグし行ってあげた
Exec Producer/WriterのSteven Moffatが素敵だったの。

We will always remember. 

エピソードそれ自体は、
想定していたよりもうっかりだいぶ泣きました。笑
結局ドツボなんです。Matt Smithさん。
じょうずなんだなー。
そしてとにかくさびしい。
リアルタイムで観てなくてよかった(ほんとに)。
早く新しい作品でお目にかかりたい。

Matt SmithのDoctorに捧げられたこの ←クリップが
とても奇麗で素敵なんです(うるうる)。
11代目のドクターとの美しい惜別。
映像だけでも楽しめると思いますのでぜひ。

忘れないよ。
When the Doctor was you.

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時たまお手伝いしているプロジェクトで、
年下の留学中の日本人の皆さんの
ビジョンのスケールを大きくするみたいな、
そんな風なお仕事があるのですが、
正直私自身がこんな状態で
むしろこんな今の状態に埋もれて必死になりたいなって思っているのに、
そこから頭を引き抜いて客観的になるのが難しい。
それにもったいない。

でももうそんな年だなっても思う。
下がいる。

そういう時にも、
昔のエントリを読み返してみる。

年下の皆さんがどんなことと戦っているのかなー
と理解できるのは嬉しい。
実際に彼らがそういう困難に直面しているかは分からないけど、
自分がぶつかって粉砕された壁の感触を
私はもう一度思い出せるので、
それは嬉しい。
正直な言葉を書いて来たんだなと思うし
ここが意味がある書庫になっているとも思う。

このエントリを5年後に見返したらどうなのかなぁ。

今はそこまでの火花を散らして頑張っている気がしない。
でも意味のある書庫ではあるはずなんだ。

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イギリス英語のアクセントがだんだんわかってきた。
と思う。
(= Mattのしゃべり方が思い出せるようになってきた。笑)

イギリスの、Hello. の発音が好き。
なんかね、なんて言ったらいいのかな、
ちょっとアメリカのHelloよりも嬉しそうなんだよね(笑)。
違うかな。Doctorがそうなだけかな(不安)。

でも出会いがしらのHello.は大事だよね。
ご挨拶。
これから起こる何かへ対しての、
よろしくお願いします。
は、
ワクワクしながら言えたらいい。

ワクワクしよう。

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下に抜かれる、
という焦りが、まだ形になっていない、
ぬかるんだ地面に浸かっている状態。

まだ下のつもりでいる。
まだまだ下のつもりでいる。

29という錘でブレーキをかけながら
甘えたスピードで迷走中。

でも走れ。
走れ自分。

You gotta keep moving.

どこかにはたどり着く。
出迎えてくれる場所がある。
新しい自分。

きっと。

待ってるよ!ぱちぱち。