ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Sin City

Reviewなんてものを意識しながら見始めてから、今までで一番難しい映画にめぐり合ってしまった。と思いながら見ていました(笑)。

良い映画なのか、悪い映画なのかがまるで分からない。真面目に見るべきなのかシュールに見るべきなのか冗談半分に見るべきなのかスタンスが決まらない。画はとってもハードボイルドですてきなのに、ストーリーの世界観が突発的にめちゃくちゃ。ロドリゲス監督が運びをすごくがんばってるのに、悲劇的なくらいタランティーノ臭だけ残るアクションシーン。メインの役者がそろいもそろってうますぎる上に大変存在感のある役なので、ものすごく惹きつけられるのに、半メインの役者さんたちがまぁまぁ適度な程度のうまさの演技で描写の少ない役をやるので技量の差が必要以上にすごく見える。

・・・でも面白かった。・・・ナゼ?(涙)

私がハードボイルド好きっていうのもあるんだと思うんですが。シュールな笑いとか好きだし、悲劇を気取らないけどどこか暗い男も好みだし、基本的に白黒ベースの映像でインパクトのある原色単発っていう画取りもすごくすてきだったと思う。何が面白かったのかとひねってひねって答えを出すなら、「そんなばかな~ははは」とその非現実度に笑った直後「ありがちー」と思うような現実的展開を見せるダブルパンチのリズムが良かったのかも。

しかし、私は今回という今回でタランティーノが好きでないことを自覚しましたよ、ホントに。ハードボイルドが突然キルビルに変わってしまうの(涙)。あんたは単なる賓客監督だろーがと言いたかった><。余計な印象残してどうする。それから驚いちゃったのがBrittany Murphy。・・・彼女こんなに下手だったっけ?! と思うくらいとにかく枠からはみ出してて、私はひどく落ち着かなかったものです。それからJessica Albaがなんだったのか・・・。あれはただ躍らせるだけか? そしてFrodoがとても凶暴になっていて爆笑してしまった(爆笑するところじゃなかったんだけど)。Elija好きじゃないけど、とてもいいActorだと思うんですよ。でもなんかもーすっごくおかしかったんです><。だって~あのFrodoが~とってもイノセントなFrodoが~ありえないくらいPsychopathになっていて・・・
最後にJosh Hartnettは「おいしいトコどり」の一言に尽きます。彼の使い方は一緒に行った友達6人の中でも賛否両論だったのですが、私はああいう役柄が好きという土台の上に、白黒画像でこいつがまた長身なうえに黒髪で死ねというくらい(失礼、でも褒めてるんです)すてきに映っていたので、私は大歓迎派でした。・・・やはり私は黒髪が好きらしい・・・。改めてJoshってかっこいいわと思ったしだいであります。ほとんど出番なかったけど。

評価は逃げでBあたりを・・・。^^;