ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Andy Roddick

Andy Roddick
1982年8月30日、アメリカ合衆国ネブラスカ生まれ。
7歳でテニスを始めて、2000年(17歳)42勝5敗の成績でJr. チャンピオンになったあと、18歳でプロ転向。爆発的な破壊力を誇るサービス(世界記録155mph)とフォアが、サンプラスアガシの後継者を待ち焦がれたアメリカンテニス期待をさらに煽った(らしい)。
2003年、ほぼ無敵状態でハードコートシーズンを駆け抜け、US Openタイトルを獲得。その年今までで一番若いアメリカ人年度末ナンバーワンの称号を得る。

 この人を知ったのが一体いつなのかは不思議な話、よく覚えていないんですよね。ズボっとはまったのはたまたま見たUS Open03のSF。ご存知の方はご存知のあの試合です(対ナルバンディアン戦:6-7(4) 3-6 7-6(7) 6-1 6-3)。そして決勝戦最後のエース三連打で、叩きのめされたという感じ。
 なぜAndyがこんなに好きなのか? 分かりません。私が知りたいくらいです。一体どこまでのめりこんで行ってしまうのか? このまま突っ走って行って大丈夫なのか? ・・・不安だ。これはもう恋ですよ、奥さん。なにも分からないけどとにかく好きなんです。惚れちゃってるんです。
彼のテニスを見ていると、全力で戦っていない自分に気付かされます。全力で戦おうともしていない自分を発見するときもあります。そしてワンゲーム、ワンポイントに悔しがったり、ガッツポーズを決める彼を見て、あそこまで打ち込めるものを、自分でも何か見つけたいと無性に思います。自分だけの何かが欲しいと、切望に駆られます。そしてインタビューを読むたびに、勝敗を超えたところを見据えて戦っている彼に感銘を受けます。勝ったから終わりではないし、負けたからおしまいでもない。そこから先があるのを知っているから、いつまでも満足しないし、そこから何かを学んで、また前進していく。素敵なんです。かっこいいんです。
かなりの割合で器用貧乏の私は、全力でぶつかって玉砕した試しがありません。そもそも玉砕するために全力を出すのを怖がってしり込みして、はなからやらないことが多いタイプです。だから今まで、実現できる、確実な夢しか見てきませんでした。見られる夢を見て、それを現実にして、それで満足とは言わないまでもそれなりの安心感を覚えて人生テキトーに歩いてきた18年間でした。そしてバン! そこにAndyです。彼の夢がなんなのかとか、どうしてそんなに必死こいて戦えるのかなんて、そんなことは知りません。でもAndyの戦う姿を見ているうちに、私の心に浮かんだのは、叶わないほどの夢、一度くらい本気で見てやろうじゃないの、という今までの自分とはちょっと違う強気で無謀な野望でした。感染るんですよ、この人のがむしゃらさって。Andyを見ていると、私もガッツポーズしてみたくなるし、悔しさのあまりラケットを叩きつけてみたくなる。何かにただがむしゃらになることが、すごく素敵でかっこいいことだと思えるんです。
Andy Roddick Foundationで出している青いリストバンドを購入しました。No Compromiseとあるこのバンド、Andyとおそろいのバンドです。そしてAndyとおそろいのResolution。2005年もがんばりましょう自分。