ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

USO 2008 QF

Novak Djokovic def. Andy Roddick 62, 63, 36, 76 (5)

何もかもがうまくいかない絶望の果てに彼が見せるものは
いつも夢です。
解説者までもが頭を抱えてしまったくらい
やることなすこと全てが思い通りにいかず
解決の糸口も見つからない。

ただこてんぱんにやられているだけでなく
自滅していっている自覚もある。

だけど抜け出せない泥沼でもがく。

はじめの2セットは見ているこっちが泣きそうでした。
よくこれだけ思い通りにならなくて泣きださないものだなと
ヘンな関心をしながらAndyを見ていました。
ラケットを叩きつけて壊したり
苛立ちのあまり絶叫したりしていたけれど
彼はめげたりしない。
そこは毎回本当にすごいなぁと思う。

なにが変わったというわけでもなく、
本当に辛抱の賜物でやってきたブレイク。
ついに希望の光を見出して
そのコートチェンジのときに椅子に座り
自分のコーチとフィアンセが座っているあたりに向けて
ふっと見せたあの笑顔で、私はやっぱりやられてしまいました。

Andy Roddickという選手に才能があるとしたら
それはテニスの才能ではなくて
人に夢を見せる才能だと思う。

もしかしたら、と思わせる才能。

もしかしたらと思い続けて5年、Rogerをついに破ったのは今年の頭。
あぁ、諦めが悪くていいことってあるんだな、と思ったあの試合。

今回も4セットのあのゲームまでは大変良い夢を見せてもらいました。
ええ、あのゲームまではね(笑)。

・・・ナニ、
あの終わりかた(爆笑)。

サービングフォーセットでいきなりダブルフォルト
あれあれ? と思っていたらまたダブルフォルト

最後のタイブレークのドロップショットほど面白いワンショットは見たことがありません。

あーもー、
この人ホントにバカ(笑)。

いい夢を見せる割に
いつもその終わり方が滑稽で唐突なところがたまりません。

でもまだ夢を見続ける。
いつかきっと。


パチパチする・Andyお疲れ!


はくす・コメント、ありがとうです!
また溜め込んでますが、いつもどおりちゃんと返すぞー^^
ちょっとお待ちを。