ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

からっぽ

どうしても分かり合えなかった僕達に
こころからの祈りを

遠く離れていても
近くに感じているのに
どんなに近くにいても
あたしたちはこんなに遠い

翳みのかかった僕達の視界に
過去からの光を

かぜが荒れていても
先に進めるのに
どんなに平坦な道でも
あたしたちはこんなに弱い

余命の分かっている僕達の命に
乾涸びた滴を

姿が見えなくても
あたしたちは愛しあえるのに
どんなに触れ合えても
あたしたちはこんなにからっぽ

かなしさの欠片で
闇を切り裂いて
夜が明けるのを
はやめてさえしまえば

夜が遠くても
朝が遠くても
どちらにしても流す涙なのに
お互いのそばにいるだけで
あたしたちは安らかな眠りを