寒い夜に
きみはなにを思う
地球の裏側で失われた
幼い命を思いやって
流している涙では
ないはずなのに
僕は僕のために
涙が止まらない
不幸比べで
勝てる筈もない身の上で
こんなに辛がっている自分が許せないよ
いったい何が不満で
こんな眠れない夜を過ごしているのだろう
お前は恵まれているんだといった所で
救われる涙を流しているわけじゃない
声が聞こえない
星が見えない
日がまた昇り
一日を始めていく
ぼくは別に生きていきたいわけじゃない
勝手に地球が回り
勝手にぼくを成長させてきた
なぜその責任を僕が?
こんな弱音を吐く自分に
夕日がまた来るよと
皮肉に笑う