ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

孤独

とおくとおくどこまでもとおく
あたし達は逃げてきた
そして今はほんとうに独りきりだ
隣にいてくれるのは
あたしだけ

悲しみの海で
溺れてしまいたいのなら
誰とも口をきかないで
そして自分だけが
自分の声を聞こうとするのよ
どうせ届かない叫びなら
あなたのために
叫んであげて

声をあげても
涙をこぼしても
きみに届く筈もないのに
それでもそらに手を伸ばすのは
明日がまた来るのを
ぼくが望んでいるからなの

夢のないそらに
愛のない地球に
あたしはなにを望むのだろう
あたしはあたしであるというだけで
自由な人間にはなれもしなかった
そらを超えて
宇宙の中で
やはり独りぼっちな星に
あたし達は置き去りにされる