ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

幸福とハリケーンと

この間Andyの手紙を訳したけれど、Lucky=幸運というのはなんだろう、幸福とはなんだろう、とたまに思う。CAにいる私は幸運だ。ハリケーンはやってこないし、やりたいことをし、食べたいものを食べ、学びたいものを学び、行きたいところに行ける。でもそれと幸福とは違う。ニューオーリンズに行っていたら今頃何をしていただろう。住み慣れた土地を奪われ、いつ帰れるかも分からず、行っていた学校もなくなって、これからどうするのかさっぱり見当もつかない。私は何か間違っているのかもしれないけれど、そして当事者でないからかも知れないけれど、でもそれが不幸だとは思わない。ハリケーンニューオーリンズを襲ったのはとてつもない不運だけれど、でもそれは不幸ではないと思う。「幸せがなんなのかなんて、だれにもわからないよ。だから幸せになりたいって思うし、努力するんだろ。幸せがわからないって言えるってことは、幸せになる努力を放棄してるってことじゃないか」(倉科るり 「王様の夏休み」) 被災者の皆さんは本当に不運だと思う。心のそこからそう思う。でも不幸ではないはずだ。だからがんばってほしいと思う。だから幸せになる努力を放棄しないで、がんばってほしいと思う。思うことしかできないから、がんばってほしいと精一杯思う。がんばれニューオーリンズ