ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

ONE VOICE

正直言ってこんなに長く続くとは思っていなかったので、確実には覚えていないのですが、ONE VOICEというサイトを立ち上げたのは2003年の12月頃でした。その頃は今ほどブログというスタイルが流行っていなくて、Geocitiesにウェブサイトとしてテニス・英語・その他留学情報を混ぜたサイトにする予定でした。

・・・こんなに嵐にまみれたサイトになるとはまさか(苦笑)。

その後日記を書き出し、GooBlogさんに引越し、エロエロサイトからのお誘いに辟易し、そして嵐ファンさんが多かったという単純な理由からjugemさんにお引越しして現在に至ります。いつも書いたり書かなかったり適当に楽しんでいますが、とりあえず4年も続いてしまいました。うん。これは私的にはなかなかの快挙です。

明日、OPTの申請を出しに行きます。これで、来年もアメリカにいることが決まります。日本に帰ってたら、嵐ファンの皆様と嵐会をしたり、コンサートに行ってみたり、その他諸々やってみたいこともありますが、そんな日を夢見つつ、初心を忘れず驕らず精進していきたいなぁと、今日ふとONE VOICE設立記念日はいつだったっけとなんとなく思い出しては思っておりました。

実はONE VOICEという名前には由来があります。私は昔から「声」という言葉がとても好きだったのですが、その上さらにBilly Gilmanという少年のCDに2003年の10月くらいにめぐり合ってから、ONE VOICEという言葉の魅力に取り付かれておりました。当時生まれてはじめての彼と生まれてはじめての遠距離なんちゃって恋愛をしておりましたが、なんだかいつの間にか存在を忘れられてしまう、という今となっては笑い話にしかならないおバカな恋の終焉を迎えておりまして、まぁそれなりに凹んでおりました。その時に聞いていたのがBillyのONE VOICEという曲でした。曲それ自体はアメリカ社会や学校での青少年犯罪をテーマにしている曲でとても重いんですが(苦笑)、

A thousand prayers (何千もの祈り)
A million words (何億もの言葉)
But one voice was heard (けれど聞き届けられたのは、ただひとつの声)

という歌詞があって。
どれだけ願っても祈っても、思っているだけじゃ伝わらないんだなぁ~と思って。私は結構、なんでこんな簡単なことを分かってくれないんだろう、と、自分の怠惰を棚に上げて、思っていることを口にする前にがっかりしてしまうタイプなので、余計に心に染みる歌詞でした。やっぱり言わなきゃ分かんないんだよね。

One voice, one simple word (ただひとつの声、ただひとつの言葉)
Hearts know what to say (心のままに言ったらいい)
One dream can change the world (世界を変えていける ただひとつの夢でも)
Keep believing, till you find the way (道が拓けるまで信じ続けて)

う~ん、なんて言ったらいいんだろう。多くを語れなくても、というか多くを伝え切れなくても、何かひとつくらいは誰かにとっての真実を語れたら、というスタンスで、このブログを書いています。だからコメントやパチパチを頂くことに関してしつこくありがたく思っているわけです。やっぱりね、嬉しいんですよ。同感してくださる方がいると。

最近福山さんの話をよくしますが、2005年に放送された彼の情熱大陸を見ていて思ったことがあります。伝える努力というのは投げ出してはいけないんだ、ということです。曲も作れて詩も書けて、歌も歌えて、写真も取れるし、湯川先生は素晴らしい。けれど彼は「自分には他にもっと向いているものがあるんじゃないか」と思っているそうなんです。「自分は器用貧乏」だと思っているそうなんです。顔もいいし声もいいけど、彼はあくまでも表現者で、どんな手を尽くしても表現しきれていない自分の中の伝えたい何かがあって、いつも満足できていないようである、という印象を受けました。
素敵だ。
そういう枯渇感というか、飢餓感というか、満たされていない感はとてもよく分かる。
どれだけ言葉を尽くしても表現できていない気がする。むしろ伝達などには程遠い気がする。そういう文章を書いているときに限って、確実に伝えたい何かが胸の中にはわだかまっていたりする。
けれど他に向いているものが例えばあったとして、それでも表現しきれない曖昧で繊細すぎる何かを胸に抱えながら、表現者であることに誇りを持って、彼は湯川先生を演じているんだろう、と思って惚れ込んでいる訳です(笑)。こういうオジサマは素敵だ(爆)。

でもね、やっぱり表現者でありたい、という夢があるんですよ。突然告白するけど。
漠然とした夢の中に、いつか本を書いてみたい、というのがある。
それがどういう形の本なのかは分からないけれど、自分の言葉で何かを書きたい、という欲求はそれこそ小学校の頃からあって、今もそれは変わらないし、いつかは実現させたい夢なんです。このブログがいったいどういう形でそれに繋がっていくのかは分からないけれど、あやふやで曖昧だからこそ心たり得る心を、あえて言葉にして心に伝達する、という不可解極まりない作業を、めげずにあきらめずに、これからも続けていきたい、とはとても強く思っています。

なんで突然こんな話をしだしたのかというと、そういえば4年も経ったんだ~と思い、ウェブ上で、ONE VOICEを検索していたら、こんなものにぶち当たったから。
泣きました。
これこそ、世界で一番パワフルなONE VOICEで間違いないよ。
こちら
彼がまだ、13の時です。
見て損はありません。見て。絶対。

こういう、心を動かす表現者を目指して。
正直でありながら、伝達できる表現を目指して。
適当に書いてるけど、いろいろ考えつつ、書いてまいりま~す。


パチパチする