ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Jensen Ackles

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Jensen Ross Ackles
03.01.1987- テキサス生まれ テキサス育ち
俳優

私は基本、オトコマエと美形とかわいいだったら、かわいいをとりたい。単純な好みの問題です。いわゆるタイプというやつだと思う。Jensenは笑うときちんとかわいいのだけれど、でもそれは彼を形容する言葉として一番ではなくて、オトコマエで美しいというのが正しいはずだ。

でも好きになってしまった。
それがとても悔しい。

彼の父親が舞台俳優だけれども、本人は高校に入るまで演技に興味があったわけでもなく、でもやってみたら面白かったので、卒業と同時に6週間と期間を決めてLAに仕事を探しに来たら、2週間後には俳優になっていたという稀に見るすごい人。昼ドラで有名になり、エミー賞も獲っているけど、しょせん昼ドラなので、本当に世間に名前が売れたのはDark Angelに出たとき。Season1にゲスト出演したらあまりにも上手かったので、そのエピソードで死んでしまったのにも関わらず、Season2から実は双子の兄がいたという無茶苦茶な設定のもとレギュラーになったのは有名な話。その後は作品に恵まれず、恵まれてないけど出る作品では、主演女優さんよりも秀麗に光り輝いてしまったりして、非常に迷惑だった(特にBlonde)。あの頃のJensenは今よりも線が細く、髪もまだかなりブロンドに近かったので、何はともあれとりあえず美しかった。(ブロンドさんが成長してダークブロンドになるのは、アメリカではよくある話)

その後Smallvilleを経て、SupernaturalにDean Winchester役で主演し、主演したが最後、アタリにアタリ、たくさんの女性のみなさんが、世界各地でバタバタ倒れていっている状態。

分かりますよ、いくらタイプじゃなくても。
写真を探していて思ったけど、静止画で見るとこの人はホントにかっこいい。
背も高いし、声は非常に男っぽくてSexyだし、背中好きにはたまらない適度に筋肉のついた素敵な身体をお持ちです。
だけど私が声を大にして言いたいのは、私は彼の見てくれに堕ちたのではないのだ! ということ。
かっこいい! 確かにかっこいいけれども!(じたばた)

Jensenの本当に恐ろしいところは、役者としてセリフを必要としないところだと思う。
言葉要らず。
彼がキャラクターの内情を雄弁に語るとき、それは無言で行われる。
目に宿る感情の移り変わりと繊細な表情の変化を
「湖の表面を月光がすべるように静かだ」と表現した雑誌があるくらい。
セリフがあれば、それ以上のものをのせて言葉を音にすることが出来る。
セリフがなければ、言葉にならないものを目に見える形にして表現することが出来る。

私は友人にSpecial Features Queenとよく言われます。DVDの特典大好き。どんなにくだらないものでも、とりあえず全部見る。コメンタリーとか大好きです。裏事情が知れて面白い。

Jensenほど、ただひたすらに褒めちぎられてる俳優さんは今だかつていない。彼はProducerやDirectorによく"Subtle actor"と表現されています。Subtleは、かすかな、とか、ほのかな、微妙な、繊細な、といった類の事柄を表現する形容詞。「やりすぎない」ともよく言われる。言葉で説明できる、彼の演技のいちいちの細やかさは、これが限度かなと思う。決して言葉で語られない悲哀を、彼がした何気ない瞬きひとつで悟ってしまった時の驚嘆と切なさは、実際やられてみないとわからない。

Dark AngelのSeason2でJensenが演じた役名はAlecでした。これはSmart Alecから来ていて、大衆的にはSmart-assといいます。辞書ではうぬぼれ屋、でしゃばり屋、利口ぶる人、と書かれていますが、具体的にどういうことかというと、あぁ言えばこう言う口達者で、頭の回転の速いいやな奴というあたりが妥当、かな? このSmart-assをやらせたら、Jensenの右にも左にも出る人はいません。いるわけがない。だって上手すぎるもん。Smart-assとBad boyを取り違えて演じる役者さんはよくいます。だけどこの二つは似て非なるもので。Smart-assを演じるに当たって一番難しいところは、愛想も愛嬌も抜群によく、人当たりも最高、処世術は完璧、なのに、絶対に自分の本音を言わない、弱音や辛いことに至っては舌先三寸で隠しつくす、他人を頼らない、近づけない、という極限の矛盾を共存させないといけないところにあります。にっこり笑ったその下に、押し隠されている真実があることを、観客に伝えなくてはいけない。そしてそれは言葉ではない何かで伝えられなければいけない。Jensenの十八番です。これが上手い。本当に上手い。3年間Deanの全開の笑顔が一度もない、と昨日言ったのはこのことです。笑い顔はいくらでも思いつくのに、幸福に笑うDeanはどこにもいない。SupernaturalのSeason1 Episode14 Nightmare(悪夢ふたたび)の最後の10秒は圧巻でした。あの時ほど、無言がこれほどまでに説得力を伴うものだと思ったことはありません。あの時に撃たれたと思う。あれをやられてしまったらしょうがないよ。降参です。完敗。

「この間、舞台に出たのは、演技が上手くなるかなと思ったから」とか
「よくできたと思ったことは一度もない」とか
「3Dの撮影ってどうやるのか興味があったから出ることにした」とか
俳優という職業を職業としてしか見ていないような発言が多々あるので、きっと好んでハリウッド大作には出ないだろうし、セレブリティーにもならないと思います。役柄さえ面白そうなら、結構節操なしにオファーを取ってる感じがちょっとある。テレビが終わって、本格的に映画に集中するのだったら、Josh Hartnett的な作品選びをしそう。けれど、一度くらいは鑑賞しておきたい芸術的な演技をする俳優さんです。Dark AngelのSeason1 Episode18 Pollo Locoが一番単品でJensenの凄さを愛でられる作品。深く嵌りたい人は、Supernaturalをオススメします。これは挑戦して見て損しないと思う。ドラマとしてもイチオシです。過去3ヶ月毎日必ず見てから寝てます。嵌り始めのころはMimiちゃんにつれなくして家に閉じこもってました。ゴメンなさい(笑)。Season1のEpisode5まで行けば、結構のめりこめる、はず。

彼が振り返るときに薫り立ち込める色気はハンパないものがあります。
お気をつけあれ。


Jensenがちょっと気になった。パチパチする


・・・ごめんなさい、意外とJensen難しかった。
力尽きた。
はくす、もう1日延滞させてください(ぺこり)。