ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Supernatuarl: 4x01 Lazarus Rising

まず最初にヒトコト言います。

Sammy, dude. What the HELL?

はい。では出だしから(笑)。

先に言っておくべきだと思うのは、今回のエピソードについてのありとあらゆるネタバレを、意志薄弱な私は嬉々として受け入れ、それだけでなくオンラインのフォーラムに出入りしてはシリーズの行方について3ヶ月間延々とDiscussionに混ざっていました。日本人の私にはよう分からんいろんなこまごまも教えてもらったりしたわけです。なのでCastielのことは随分前から知っていたため、彼、というか彼の正体こそが今回のエピソードのMonster of the Weekだと考えると、すでに終着点を知っていた私はそこに至るまでのハラハラドキドキを正当に評価できないと思うので、そこには触れないことにします。

では改めて。
いつもどおり細かいとこにガンガン触れます。容赦ないです。
それから非常に長いです。どうぞ宜しく。

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San Diegoで流れた5分とちょっと変わってましたよね? 同じだった? 最初のFlashback良かったです。無理に小細工しないところが分かりやすくていい。Deanの声が掠れてるのってどうやってるんだろう? Sexyもいいところです。Oh I can die for you anytime babe(笑)。 棺(あとでDeanがPine Box=こんな←感じの簡単な棺だったと言ってた)がきちんと割れて落ちてくるとこは初めて見た気がしました。Six Feet Under(棺を埋める深さ)で棺のふたを開けるのは不可能だ、Deanが出てくるのも不可能だ、という話がDiscussion出ていたので、そこは良かったです。正直私はDeanならそこらへんの力仕事はある意味アリかなとか思っちゃうけど、現実味があるに越したことはないので。

Deanの背景に倒れた木をそれとなく映して、Deanの影と、お墓の十字架の影、それからそのまま勢いで上空からの画にするところが好きすぎて、まだ始まったばっかなのに、4回くらいリピートしちゃいました。やべえ。あの不気味具合がステキすぎます。十字架って怖ぇ(笑)。

私はSupernaturalのタイトルロゴのファンなのですが(笑)、今までで一番どー反応していいのか分からない(苦笑)。あのカラスみたいなヤツは好きなんですが、そこに手間がかかったのか、その後が手抜き(笑)。というか字体が変わった。まぁいいや。

Deanが珍しくハラを見せましたよ(嬉)。Tattooがきちんと残されているところが実はひそかに意外でした。アメリカのドラマって、そういう意味ありげな伏線をあっさり忘れたりしがちな気がする。SupernaturalはTattooに限らず、一度何気なく出したコトでも忘れずにあとで拾い上げてくれるところが好きです。だってHouses of Holyとかs2の話じゃん。

私はSpoilerのClipから、勝手に、Gas Stationで窓ガラスが割れた後、そのまますぐBobbyの家の玄関になるのかと思っていたので、Deanの公衆電話のシーンは、あるということが意外だったけれど、あまりにも良いシーン過ぎて、私はうっかりここで泣きそうになってしまいました。まず最初にDeanが掛けた、もう繋がらない番号がSamだということを、見ている私たちが知っているところで切ない。The number is disconnected. He is disconnected. それからのBobbyとの、会話にならない会話。SamとBobbyが4ヶ月、とてもきちんと辛かったのが、たったアレだけのシーンでとてもよく分かる。頭の良いシーンだなぁと、思ったわけです。ここも初見でリピりました。あの撮り方はタイミングを合わせるのが難しそうだ。

聖水も滴るイイ男(喜)。ありがとうBobby!(笑) Supernaturalはこういう風に一発で雰囲気を変えられるところがすごい。Jensenがすごいとも言う。ところでJensenが毎回Seasonが始まるときついつい痩せちゃってるのが好きです(笑)。そしてとても迷惑。毎回毎回イチイチカッコよすぎるんだよお前は。それからどうでもいいけど、Deanが電話を掛けてるときの親機の持ち方が好き(ランダム)。アメリカ人はよくこうやって電話を持ちます。意味もなく親機を連れまわしながら部屋を歩ったりする。

THE reunion
ちょっとさ、この二人、カッコ良過ぎるよね?(苦笑) Deanを見返すだけで精一杯のSamと、ドア口でSamに声をかけるDean. いやぁ、もう、見てるだけで幸せ(笑)。How're you, Sammy? と言った時の、あの瞬きでやられてしまいました。Jensenって、瞬きの一つ一つまで分かってやってるんだろうか? とか真剣に考えてしまう。そしてここのJaredがとても好き。というかモーテルのシーンまるまる全部ツボ。兄弟喧嘩の迫力がありすぎて、Bobbyが止めに入ったのがいっそ滑稽なくらいだったけど、二人の隆々とした腕を見てると、この人たち本気で掴みあってんな、と分かる。Tall Talesのときとは明らかに違っていて、物凄く短かったけど、それが良かった。正直、Samが納得するまでが早すぎた嫌いがあるけれど、Hunterとしてああいう世界にずっといると、私みたいな一般人よりかはその可能性を受け入れやすいんだろうな、と思って忘れてあげる。でもやっぱりもうちょっとモメて欲しかった。逆にDeanからSamに掴みかかるところも好きでした。アレもJensenかなりガッといったよね(笑)。それにちょっとむせるSamがツボでした(細かいけど)。主演の仲がいいってのは素晴らしいことです。お互い行きたい所まで遠慮なく行くし、それにお互い全力で応える。Deanの腕をバッっと振り払ったSamがやたらとHotでびっくりしました。シャツのボタンあんなにあいてるのも珍しいよね? "You were rotting in Hell for months. For Months. and I couldn't stop it." の二度目のFor Monthsで、Hey Sammy, it's okay...といって抱き締めてあげたかったけれど、直後に来た、Dean, I'm sorry.が痛すぎて脳みそが吹っ飛びました。

きっと、Deanが死んでしまってから、Samが一番Deanに言いたかったのはその言葉だと思う。きっと彼はDeanにどうしても謝りたかった。契約をさせてしまってごめん。救えなくてごめん。死なせてしまってごめん。なんとかしてあげられなくてごめん。けれど、帰って来たDeanを目の前にして、SamはDeanに目を見て謝ることが出来ない。顔を上げられない。なぜなら彼が本当に求めていることは、Deanに赦してもらうことで、それは自分には与えられないものだと、Samは知っているんです。そしてやっぱりDeanは"It's okay, Sammy. You don't have to apologize."と言う。なぜならDeanはSammyのことをもうずうっと前から赦している。Deanにはそもそも赦すも赦さないもない。そんなことはDeanにとって問題じゃない。だからDeanはSamに"I forgive you"とは言わないし、それを求めるSamのDesperationが理解できないし、よってSamは永遠に癒されない。だからSamは出来るだけ多くの人を救いたいんです。だから彼は決して手を出してはならない道に進むんです。贖罪のために。夜のDinerで彼はRubyに"It feels good"と言った。それはDeanには、Deanだからこそ、提供できないComfortなんだと思う。Deanが帰ってきてなお、帰って来た今だからこそ、Samは今までにないくらい孤独だし、救われない。

"How you feelin anyway?"
"...I'm a little hungry"
Yeah, of course he is hungry(笑)。

DeanのAmuletがSamのT-シャツの中から出てきた時は夜中の3時に絶叫しそうになりました。あぁ(涙)。あぁあ(嗚咽)。

鏡を覗くJensenの瞳が猛烈にでかくて猛烈に深い翠で、私はホントにもーどうにかなっちゃうそうでした。なんだあれ。

Yeah! Dean's baby's got an iPod! oh I love it(爆笑)。

車の中のシーンが暗すぎて嬉しかったです。Supernaturalは私の中で暗くてナンボなので。s3は明るすぎた。と思ってたらPamelaの家がばっちり明るくて残念でした。s1の頃にはもう戻れないんだろうか・・・。Pamelaと言えば、ドーンと出てきてバーンといなくなるのが早かった。可哀想だった(苦笑)。あっという間の出来事でしたよね(笑)。もうちょっと長くいるのかと思ってたんですよ。結構きちんとした役なんだと思ってたので。また出てくるのかな? 儀式の最中のDeanが非常にかわいかった。

DinerのシーンはとにかくDeanが綺麗でしたが(アレ?)、FloがDeanを地獄に送り返す、と言ったときに攻撃的になるSamが嬉しかった。ただ、DemonたちもなぜDeanが舞い戻ってきたのか分からないのは面白いなと思いました。そしてそれを恐れているという設定は意外でした。なぜDeanなのかも分からない。どうやって戻ってきたのかも分からない。Demons are gossipy bunchだと思っていたので、それが面白いなと思った。

鏡がバシッと割れるところがステキで、私は大興奮でした。あぁいう象徴的な画って好き。だいすき。しかし金掛かってんなーこのエピソード(苦笑)。ただでさえ財政難なProductionなのに出だしからこんなにガンガンお金使っちゃって大丈夫なの?

Bobbyの車のShotgunにDeanが乗っているシーン。SamとDeanの電話。違和感がついに炸裂したのはここでした。SamとDeanの再会から暫くなんだかおかしいなと思っていて。その感覚がついに確実になった時。問題はさ、4ヶ月という期間とその描写だと思うんだよね。

Mystery Spotの時と違って、SamはDeanのいなかった数ヶ月をなかったことに出来ない。だから今回はDeanが戻ってきても、彼とSamとの間には4ヶ月間という埋められない差があるわけです。さて、SNという舞台そのものがDeanのいない4ヶ月を過ごしたことを考えると、本当は私たちは、Deanが(特にSamに対して)4ヶ月遅れている、と見るべきなのに、今回のエピソードがDean視点だったために、Samのこの4ヶ月間は三人称でしか語られなかった。だからむしろ、Dean(と私たち)に対してSamが4ヶ月先を行ってしまっているように感じられてしまうわけです。

Samは変わった。SamはDeanを頼らなくなったし、頼る必要がなくなった。なぜならDeanはそこにはいなかったし、Samは独りだったからです。Deanの死を目の前に見て、何も出来ないまま見ていて、だけれどその後、SamはDeanのいない4ヶ月を生き延びた。彼は人を頼る必要がない程に強くなった。強くならざるを得なかったわけです。Samの変化は当然で、筋も通ってる。だけどDeanの視点やBobbyのセリフから覗き見るだけでは、それは共鳴するには足りなくて、でも「What happened to you Sammy?」となるにはそこに孤独な4ヶ月があったことを、私たちは知りすぎているわけです。要するに中途半端なんだよね(苦笑)。理解できるけど、共感できない、みたいな。

今回のDeanの帰還は、Samの視点から語られてこそ、その間に起こった変化(Sam)と起こらなかった変化(Dean)とを、きちんと伝えられたのじゃないか、と思う。思うけど、ただねぇ、Castielの存在を考えると、Deanを今回の中心に据えざるを得なかったことは分かるわけで。これからどうSamの変化を穴埋めてくるかを、私は楽しみにすることにしています。

さて、Moving on.
夜のDinerです。

Dude!

あっという間の出来事でしたがな。ここに関しては全くネタバレがなかったので、私は物凄い衝撃を受けましたよ。こんなに早くSammyがPowerを使うとは正直思ってなかったんです。もうちょっと後になるかと思ってた。というか、そもそもSamのPowerがDemonを殺せる類だとはあんまし思ってなかったんですよね。いや、SamのPowerがどういうものかをよく考えてなかったといったほうが正しいんですが。Powerfulなんだ、ということしか分かってなかった。いやまぁとにかくびっくりした。こっからどーすんの、だけど。Deanの前では使えないでしょ? RubyはDeanの前には出て来れないでしょ? ここからこのStorylineがどこを目指して進んでいくのかサッパリ分かりません。このままPowerが進化するとどーなんの? Sammyはどーなんの? いやー。一寸先は闇。けんとーもつかない。

先にも書きましたが、"I don't know if what I'm doing is right. [...] What I do know is that I'm saving people. and stopping demons. and that feels good... I wanna keep going"がとても胸に苦しかった。なんていうか、s2の最初のほうにDeanが心配だったのと同じような気分です。誰かこの子を救ってあげて、と思う。Deanが普通の生活を望むのなら、Samが望んでいるものは人が消えていかないことだと思う。失えない誰かをFinally救える自分を、彼は切望している。Deanを救えないまま死なせてしまってから4ヶ月後の彼には、出来る限りの人を救わなければというDeterminationと、そうすることで自分が赦されたい、という悲痛さがあって、その表現がうまいな、と思った。Jaredがよかった。

ところで。Rubyですが。
これを言うとびっくりされるかもしれないけど、私はKatieのRubyが物凄く好きだった人間なんです。Katieがうまい女優さんだとは思っていたわけでは別になかったけれど、Rubyとして物凄くハマっている、とは思っていました。とてもいいキャスティングだと思っていたんです。Rubyが何を考えているのかサッパリ伝わってこない。それが演技力の問題であろうとなかろうと、意図が読み取れない、目的が分からない、という点で、Rubyというキャラクターには欠かせない謎めいた部分を、Katieは提供してくれていたと思ったわけです。それに彼女のPresenceにはきちんとDemonとしての悪意と迫力とがあったような気がする。そこにきて今回のRubyは見た目もEvilっぽくないし、何より謎というか、ヘタ、で、私はそれで物凄く凹みました(苦笑)。Katieが戻ってこない時点で、私はRubyがむしろもう戻ってこなければいい、と強く願っていたわけで、戻ってこられた挙句にこれじゃあ哀しすぎるよ(涙)。早く次の誰かに憑依してくれないかなと祈るばかりです。この際Rubyがどうやって戻ってきたのか、とか、Samに何をさせようとしているのか、とか、どーでもいい(苦笑)。はぁ(溜息)。

さて、長くなりましたが。やっと問題児にたどり着きましたよ(苦笑)。Castiel。これは教えてもらったことなんですが、天使を直接見ると眼が焼けるとか、人間には直接天使の声を聞くことは不可能だ(暴力的すぎて)というのは、結構知られている一種のLoreなんだそうです。天使、という存在の登場に関して、私はあまり賛同はしません。神様が出てきちゃったら神様が勝つしかないじゃん、というわかりやすい理由です。つまらない。でも私がついつい期待してしまうのは、Vampireに対してそうだったように、「Supernaturalの世界では、」という括りで、GodやAngelを定義しなおして、新しいCreatureとして創り上げられる能力と実力とを、この制作チームが持っているからです。天使が人間をPossess(憑依)する、というのは、物凄く面白い発想だと思う。魅力的な考え方です。ということは、Demonが人間をPossessしてるときみたいに、天使をExorcizeしたりすることも可能ってことですか? ひょっとして、Samが勢いあまって天使に対してPowerを使うようになると困るから、それでDeanに仕事を与えてSamを止めようとか、そういうことですか? それで仕事をしないとDeanを地獄に送り返すぞと脅すとか、そういう流れですか?(喜) 何よりも、Castielがどうやって、Maryを助けられなかった理由をDeanに説明するのかが楽しみでなりません。なぜDeanとSamが大変な思いをして生きてきたこの長い長いあいだ、父親が死んだときも、Samが殺されたときも、Devil's Gateが開けられたときも、Deanが死んだときも、"God"は今まで何もしてくれなかった。Hunterが解放された数多のDemonと必死で戦っているのを、今の今まで傍観していた"God"とやらが、今更出てきて、Oh, you know, we need a favor from youとなるのを、Deanが一体どんな理由の基に受け入れるのかを見るのが凄く楽しみです。そこらへんのキャラクターの変化の理由付け(特にDeanの)は制作陣は毎回うまくやるので、そのクレバーさを、私はとても期待しながらEp.2を待っているわけです。

s3を経て、SNもくるっと折り返した感じが非常にあります。こっからが勝負どころです。Bring it.


パチパチする