ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Mimi

雨の降る窓
その向こうを過ぎ去っていった昨日を睨みつけて
あなたが音も立てずに泣いたあのよる。

崩れ落ちたマッシュポテトをつつきながら
白いナプキンを指先で握り締めて、
ちょっと待ってね、と笑って
あなたが喉の奥で涙を殺したあのよる。

雨とは違う光が頬に反射するのを見て、
私も怖かったけど、本当は。
来てしまう明日とか。
現実にならない夢とか。
でもただ漠然と、あぁ私ってこの子の味方なんだなぁ、って思っていて。
床に散らばったあなたを組み立てなおすのは
私がいいなぁ、と思って。

あなたを見てるとね、面白いことってたくさんあるのね。
こぼさずに夕飯を食べられないところとか、
ちょっとした段差に躓くところとか、
手に持っていたはずのものが気付いたら床にあるところとか。
Or how you cry like you mean it.

あなたはホントに
ウソのつけない子だね。

いま思い返してみて、
あの時、ハグのひとつでもしてあげたらよかったかなぁとか、
手でも握ってあげたらよかったかなぁと思うんだけど。
だけどアップルビーズだったからさ。
ステーキの真っ最中だったし。

たまに思うんだけどね、
私たちって多分、ひとりで生きていけるだけには、十分に強くて。
泣きたければ泣いて、笑いたければ笑って。
それでそうして、ここまで来ちゃったんだよね。
NYまでね。
だから私は、黙ってここにいればいいかなぁと思ってね。
ちょっと傲慢なんだけど just cuz you love me that much.
Cuz if you needed a hug, then it didn’t have to be me.
So I was just there.
There breathing.
And I always will be.

I will always be here.
There.
For you.
With you.
On your side.
Always.

I think I’m in love with you.
But you already know that.

Happy New Year, babe

パチパチする