ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

ここに来てくださっている皆さんが、いつもすぐ側にいてくださるようなつもりでいたものですから、すっかり忘れていたのですが、皆さん実は地球の反対側に住んでいらっしゃるのでした。ということはつまり私よりもだいぶ先に新しい年2009を迎えてしまうのだということで。

ですから予定を変更して、このエントリを上げます。

2008年、社会人一年目。こういうと驚かれるかもしれませんが、この一年、アメリカに来た最初の一年間よりも、初めてのことが遥かにたくさんありました。初めてのことばかりだった。2003年にアメリカに来たとき、高校を卒業したてだった私は、それまでと同じように教科書とノートと筆箱をかばんに入れ、教室に行き、先生の話を聞き、休み時間に友達と話をし、家に帰って宿題をして、暇な時間をテレビで潰してまた翌日を迎えていました。極端な話で言ってしまえば違っていたのは言葉だけで、自分が実際にやっていることはそれまでとなんら変わっていなかったと言ってもいい。そして私は、そういう日常をどう自分らしく過ごしていけばいいのかを知っていました。寮生活の長かった私は親元を離れて久しかったし、他人との共同生活なんて慣れっこだったし、自分が初対面に強いことも分かっていたし、どう勉強すればテストは点が取れやすいのかまで知っていました。英語が分からなくて困ったことはあったにしても、そこで人生を悩んだり、自分という人間を考え直したりしなければいけないことなんて一度だってなかった。

2008年12月31日。朝の3時40分。
インターネットの使えるお気に入りのバーに来ています。
このバーで何度泣いたかなぁ、と思う。
ここでビールを飲んで、酔っ払った勢いで書いたエントリは、意外と多いはずだ。

2008年、英語という言語でもなく、アメリカという文化でもなく、NYという土地でもなく、私はただ社会という漠然としたものを相手取って、そして人生で初めてものの見事に負け続けた一年だったと思う。完全に負けた。私はとても小心な負けず嫌いなので、負ける戦は絶対にしないんです。それが信条なの。だけどこの一年、戦いを選んでいる暇が全然なくってさぁ!

こんなに負けた一年もなかったけれど、こんなに戦った一年もなかった。
たくさん転んだけれど、きちんとそのときの私で転んだと思う。
ごまかしてる暇がなかったんだけど。
がんばった。できることはやった。
悪い一年じゃなかった。

日本の今年の漢字が「倒」だと聞いて、私は笑いました。
私もたくさん倒れたなぁ、と思って。だけど、そのたびにたくさん笑った。
こんなに本気でたくさん笑った一年もなかったと思うのですよ。
自分の幸せが、この笑いにかかってると思って、腹を据えて笑った。
そしたらちょっと楽しくなったのね。
それでもう一度起き上がって、また倒れたけど。
だけど私はまだここにいる。
2001年、死にたくて仕方なかった私は、生きて、目を開けて、2009年の朝日を見る。
そしてあと何度だって笑える。
何度だって。

2008年、ブログをやってもう5年くらいたちますが、
こんなにたくさん反応をいただけたのは初めてでした。
書き散らかしているだけだった私も、きちんと伝えたいことがあってエントリするようになって、
何か、日常の中になくてはならない一部になったと思う。
日常の中の、大切な一部。

出会えてよかった、と思っているのは二宮さんだけじゃないのね。

NYの、薄暗いバーの隅っこで、年末の賑やかな時期にひとりでビールを飲んでいるんだけど、私、
今世界で一番ひとりじゃない気がする。
ありがとうだけでは伝えきれない想いを
なんとか上手く表現できたらいいのにと思ってやみません。

思い出に残る一年をありがとう。
たくさん助けていただきました。
来年も、どうぞよろしくお願いします。

素晴らしい2009年をお迎えくださいますよう。

2009もよろしくする。

■12/29
凛さん> 笑、じゃあ次も酔っ払って書こうかしら(笑)。この一年で翔ちゃんは、文字通り一筋縄ではいかないくらい幅が広まってしまったので、酔ってないで書くのは無理かもしれない(苦笑)。私も仕事始めは5日です。今までは「書くぞノルマ」があったので、ムキになってひたすら書いてましたが、年が明けたら映画でもいくつか見に行こうかと思っています。達朗さん、名前は知ってます。曲も多分聞いたら分かるはずだ。その歌詞、私もストンと来ますよ。*2008 はくすお礼画面*はどこにも繋がってないです(ごめんね)。ただ緑にしただけです(苦笑)。書いとかないと、いつ書いた文章か忘れちゃうので・・・。1981年生まれは童顔なのかなぁ(笑)。NY、今日また寒くなりました。年が明けてからまた凍えそうです・・・。

■12/30
cosmosさん> はじめまして、ようこそ~。はくすありがとうございます。相葉さんはどこまでが意識で、どこまでが無意識なのか、判断が難しく、そこが良かったりもするんですよね。良いというか、一度はまると抜けられないという意味で(苦笑)。相葉さんは、パタパタいいますよね、耳元でね。そしてそっちを見ちゃうと、つい気にしちゃう(笑)。失礼なんてとんでもないです。来年もっとお近づきになれたらと思いますよ^^ 良いお年をお迎えください。

yuriaさん> その一文で分かってしまったら、気合を入れてあんなに長いエントリをした私の立場が(笑)。e7~e10って、私思うんですが、一気に見たら、多分かなり楽しいと思うんですよね。リアルタイムで間に時間を挟むと、やっぱり現実世界が邪魔をするので、DVDでマラソンするのがいまからすごく楽しみ。小文字の美味しい"no"は本当に美味しかった(笑)。私たち、何か見方を間違ってるんでしょーか?(笑) 見えない溝は確実にあると思うんですよね。ライターさんたちが、「作るよ、作るよ!」と宣言して出来た溝なので、驚いたりしなかったけど、やっぱり上手く作るなぁ! と思って感嘆しておりました。お互いいがみ合っている訳じゃないのに、距離を感じるって、日常的にある感覚だと思うので、そういう要素を取り込んでくるのが、SNはとても上手だと思う。来年の体育教師Deanがいまから楽しみで溜まりません。そういえば、メールいただいたままお返ししてないですが、以前、もうひとつ質問がある、とおっしゃっていたような・・・。いつでもいただければまとめてお返事いたします~。あ、それからお年玉があるんでした(爆)。明々後日くらいのメールボックスを楽しみにしていてくださいね^^ たいしたものじゃないけど。では改めて、良いお年を^^

■12/31
凛さん> やっぱり長かったよね^^ なんだかなーと思って見ておりました。せっかくここまで来たのに! というじれったさでじたばたしちゃった。でもドラマとしてとてもよく出来ていたシリーズだと思いました。DVDでもう一度一気に見たらまた違うのかも。凛さん、私も実はギルバートグレイプのこと、考えていたんですよ、ついさっき(笑)。今年はDVDが手元になくて見られないけど、見たらきっと、今年こそ最後の最後で泣けるかなぁと思った。未だにあの場面で泣けなくて、他のへんなところで泣いちゃうものだから(苦笑)。来年、またきちんとエントリすると思いますが、実は、このブログを少し個人的にまとめようと思っているんです。私用で。で、みなさんのお気に入りのエントリとか、フレーズとかがあったら、教えてほしいと思っているんですが、凛さんが印刷してくださったり(びっくり)してるものがおありのようでしたら、それってどのエントリか、どのへんの文章かとかお時間のあるときにでも教えていただけます? タイトルだけでもいいですし・・・。NYの新年は賑やかです。去年はMimiちゃんとTimes Squareに行って大変な目に遭いました(苦笑)。今年はパーティーに呼ばれているので、そちらに顔を出します。今年、凛さんから嬉しいコメントやメール、たくさんいただいて、本当にありがたかったです。京都のお写真も嬉しかった。素敵な2009年をお迎えください。こちらこそ、来年もどうぞよろしくお願いします。