ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Listening Log: SN 2x04: Children Shouldn’t Play With Dead Things

*前のエントリにはくすお返事ありまーす*

はじめましての方が多いようなので、念のため。
Listening Logの主旨はこちら
過去のものはこちら

*************************************

00:42 Neil – We've got booze. We've got chocolate.
Booze: n.> お酒のこと。スラング
恋に破れたり、何か辛いことがあったときに、チョコレートやアイスクリームといった甘いものをたらふく食べるのは、どうやらアメリカ女性の憂さの晴らし方のようで、結構よく出てきます。私は甘いものがだめなので、どうしてもなぜそれが癒しになるのかぜんぜん分からない。癒しになる発言や行為を一概にSweetと表現するのはこれに何か関係あるんだろうか。

01:19 Neil – Chill out. Think about this for a second, okay?
おさらい。また出てきたよ、Chill out. 落ち着く、頭を冷やす、と言う意味。落ち着いて、もう一度ちょっと考えてみろよ、ということ。

03:06 Sam – Dean, that's not the point.
Dean – Well, then enlighten me.
Sam – It's not about a body or a casket. It's about her memory, okay?
前回Make a pointで出てきた、「言いたいこと、主張すること」という意味のPointです。ここでSamが言っているのは、重要なのはそこじゃないんだ、俺が言いたいことはそういうことじゃないんだ、ということ。You are missing my pointで、俺の言いたいことをお前は分かってない、と言う意味。Enlighten meというのは、じゃぁ分かるように説明してくれ、と言う意味。 最近の4x04 Metamorphosisでも、Samが "You have no idea what I’m going through." と池の畔で言った時、Deanは "Then enlighten me." といっていました。Tell meと単純にいうよりかは、「おれにはさっぱりこれっぽっちも分からんけども、お前は頭もいいし分かっているんだろう、おれにも分かるように教えてくれ」という、場合によっては(この場合みたいに)十分イヤミに聞こえる言い方。でももちろん普通にも使えるけど。
Casket: n.> 棺
身体がどこにあるかとか、棺がどこだとかいうことではなくて、お母さんの思い出のために、お墓参りにいくんだよ、というSam。・・・しかしSamは母を憶えていない(笑)。

06:41 Dean – Don't get too excited, you might pull something.
Pull somethingは怪我をする、痛める。あんまり興奮すると怪我するから気をつけろ、という、イヤミ。

06:44 Sam – It's just, stumbling onto a hunt? Here, of all places?
Stumble: v.> 出くわす。偶然見つける。つまづく、よろよろ歩く、口ごもる。
ネットサーフィンとかしてて、ウェブサイトにめぐり合うのも、Stumble onといえます。
他にいくらでもあるのによりによってここで仕事にぶち当たるの? ということ。

06:55 Sam – We wanted to offer our condolences.
お葬式などで使えるフレーズ。お悔やみ申し上げます、ご愁傷様です、ということ。

08:47 Sam – There is no reason for it to be unholy ground. Angela Mason was a nice girl who died in a car crash. That's not exactly vengeful-spirit material.
最初の一文は、何かの構文です。なんだか分からないけど(笑)。There is no reason for you to be angry. あなたが怒る理由なんてどこにもない、とか、There is no reason for me to love him。私が彼を好きになる理由なんてない、とか、There is no DVD for me to watch. 私が見るDVDなんてない、とか言った感じで使います。最後のVengeful-spirit materialは、「そういう対象じゃないよ」という使い方のMaterial。例えば、He is not a boyfriend materialといえば、いい人だけど彼氏にするとかそういう対象としては見られない、ということ。そこがUnholy groundである理由はないだろ。Angelaは車の事故で死んでしまった良い女の子ってだけで、怨霊になるような要素はどこにもないよ。

09:03 Dean – So, what, Sam? We just bail? Without even figuring out what's going on?
Bail: v.> すたこらさっさと逃げる。Run!と同じだけど本当に命の危険が迫っている時はBailとは言わない。
Figure outは、考え出す、編み出す、判明させるなどなど、単純に理解するのとは違って、謎を解き解く、解決策を編み出す、という感覚が強調されたIdiom。例えば彼女とひどく喧嘩をしてしまって途方にくれている彼に "Don't worry, you will be fine. You'll figure something out." という。

09:23 Sam – Look, maybe you are imagining a hunt where there isn't one, so you don’t have to think about Mom. Or Dad. *Dean glares* *Sam sighs* *Dean continues to glare* You wanna take another swing? Go ahead. If it'll make you feel better.
ここ好き。以上(笑)。

12:40 Girl - She was great. Just, great. I mean, she was so…
Dean – Great.
Girl - Yeah.
Dean - Yeah.
Girl - Yeah.

ここも好き(笑)。

13: 32- I mean, he'd been messed up about it for days.
Dean – Messed up how?

Messは基本的にめちゃくちゃとか混乱する、入り乱れる、的なニュアンスです。Mess upは精神状態なら打ちひしがれる、落ち込む。He was messed upとも言うし、He was a messともいえます。同様に、部屋が汚いということも、My room is a messといえる。それから、思わしくない混乱した状況を指差して、This is messed upともいえる。Messed up how? というのは、「落ち込んでたって、どういう風に? 」ということ。

14:21 Dean – Awkward.
この言い回しを聞いたら、そう簡単に忘れない単語。Awkward. 気まずい、居心地が悪い、と言う言葉。言いたいことはUncomfortableと基本的におなじですが、もうちょっとカジュアル。例えば弟がエロ番組を見てるところに遭遇してしまった時とかに使う(爆笑)。

17: 00 Sam – Burn the bones? Are you high?
日本語でもイっちゃってることはハイっていうよね? クスリとかハッパとかで感じてるエクスタシーはHighといいます。単純に原因はともあれ、頭イっちゃってるの? ということ。似たような意味で、何か吸った?何か飲んだ?(それで言動がおかしいの?) と言う時には、Are you on something? ことも出来ます。ちなみにクスリ(世間一般の薬も含めて)を飲んで、良くも悪くも副作用を受けているときは、I'm on my medicationといいます。飲むのをやめたときは、I am off my medication。おさらいですが、同じようにOnとOffで意味が変わるのに、On the hookとOff the hookがありました。

21:36 Sam – You don't have to handle this on your own, Dean. No one can.
Dean – Sam, if you bring up Dad's death one more time, I swear –
Sam – Stop. Please. Dean, it’s killing you. Please.

By yourselfも自分だけ、と言う意味だけど、On your ownに比べてもっと身体的に孤独な感じがするとおもう。On your ownは自力で、自分だけで。Bring upは話題を出す、提供する。また親父が死んだ話をし始めたらぶっ殺すぞ、ということ(そこまで言ってないけど)。It's killing youはs1のBloody Maryで、自分をエサにBloody Maryを召喚すると言い出したSamにDeanが雨に降られるImpalaの中で言ったせりふ。肉体的なことでももちろんあるし、Sam/Deanという人格を崩壊させて殺そうとしている、という比ゆ的な表現でもあります。このあとSamが、Now I'm gonna lose you too? と、死んでしまったお母さんやJessと同列に生きているDeanを並べているのもそういうこと。

22:00 Dean – I hear you. Okay? Yeah, I'm being an ass. And I'm sorry. But right now we got a friggin Zonbie running around, we need to figure out how to kill it.
I hear you.は分かるよ、分かったよ。お前の言っていることは分かった。ということ。でも同意しているかどうかはまた別。Figure outはさっき出てきた。現在さっぱり分からないゾンビを殺す解決策を、これから何とかして見つけ出さなくては、と言うこと。

24:24 Sam – How did you come up with that?
Come up withで、思いつく。Hey, I came up with the idea! そのアイディアは私が出したのに! とか言う感じで使います。その時はIを強調して言う。どうやって思いついたの? どっからそんなこと考え付いたんだよ、ということ。

24:58 Dean – It's your grief counselors. We've come to hug!
面白いので。さすがDean。らぶ。

26:40 Dean – Well, it takes two to, you know, have hardcore sex. I don't know, it just seemed that Angela's roommate was broken up over Matt'’s death. I mean, like, really, broken up.
It takes twoは文字通り二人必要だ、ということ。Love Takes Twoというタイトルの曲がありますが、一方通行ではない愛には2人の人間が必要なんだ、ということ(要するにおれだけがんばっててもお前が愛してくれないと上手くいかないんだよ! という歌・笑) Broken upは前に出てきたMessed upと似ていますが、Messed upが例えば傷心のあまり酒に手を出したりセックスに逃げたり、建設的じゃない行動に走ることを指すとしたら、Broken upはもっと精神的で、とりあえず傷ついてがっかりして、気落ちしていること。

27:27 Angela – Hi, Lindsey, I'm home.
I'm homeはただいま。

28:52 Dean – Damn, that dead chick can run.
前にも書いたと思うんだけど、どこだったか忘れた。Can runというのはそれだけで走るのがとても速い、ということを意味します。物凄く速い。例えばShe can sing. といえば、マライアキャリーとかビヨンセとかみたいな、圧巻な歌唱力のことを言うし、She can swim. といえばフェルプスレベルではないかもしれないけど、とにかく泳ぎが上手いとか速いということを言います。

29:42 Dean – You know, I've heard of some people doing some pretty desperate things to get laid, but you. You take the cake.
Take the cakeはスラングでTo win a prize とかto be the winner ということ。要するに女の子とセックスしたくて必死になってあれこれする話はよく聞いてたけど、お前の必死さ加減ときたらねぇな!ということ(笑)。

30:01 Dean – Your girlfriend's passed her expiration date and we're crazy? When someone's gone, they should stay gone. You don'’t mess with that kind of stuff.
人が亡くなることを婉曲的表現でExpireとも言います。Expiration dateはそこから来てます。さっきも出てきたようにMessは基本的にめちゃくちゃにする的な意味があるので、ここでDeanが言おうとしているのは規律を乱すな、ルールを曲げるなということ。

30:23 Dean – No more crap, Neil. His blood is on your hands.
31:15 Dean – It's very complicated, but it'll get the job done, she'll be dead again in a couple of hours.

ここのJensenのDelivery(話し方・発言の仕方)がとてもすき。そのあと"Let's go"と出て行くDeanはとても格好良い。

36:21 Sam – Rest in peace.
Dean – Yeah, for good this time, okay?

Rest in peaceは日本語でも言いますが、安らかにお眠りくださいということ。RIPとよく略される。For goodは永久に、ということで、善のために、ということではない。

40:30 Dean – So tell me. What could you possibly say to make that alright?
Supernaturalを通して、このセリフが一番好き。・・・だった。暫くの間。だけど見れば見るほどいいセリフがたくさんあるので(苦笑)。What could you possibly say は、To make that alright(これを「大丈夫」にする)が非常に不可能であることがとても強調された言い方。

お疲れさま! パチパチする。

おまけ↓
Best 10 secs of my life.
s4 Yellow Fever のネタバレを避けている方はご注意ください。