ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Push

*そろそろ色が欲しくなったので元のテンプレに戻します(笑)*

*はくすお返事が3つ下エントリ Happiness in Sightにあります*
*おまたせしました~*


Push
Starring: Chris Evans, Dakota Fanning, Camilla Belle, Cliff Curtis
Directed by: Paul McGuigan

*watched on Feb.27.09*

完全にノリで見に行った映画です。
ビール2本とマティーニ1杯でなかなか満喫させていただきました。

予告でDakotaを見たときから、気になっていたのです。Dakotaってこういうのにも出るんだ、というよりかは、よくDakotaを捕まえたなぁ、と思っていました。要するに、中身はあんまりなさそうな気がしていたのです。・・・すみませんでした(謝)。

結論としては、面白かったし、オススメもしたい映画です。SFとアクションサスペンスが好きなら結構気楽に楽しめる。

だけどこれ、TVシリーズにしたほうがよかったんじゃないか(苦笑)。

もったいないのです。将来性のあるキャラクターが多いし、魅力的な関係性が築かれているのに、映画という2時間枠に制限されてそれを上手く書ききれてない。思い切って2部作にするとかしちゃってもよかったんじゃない? それかむしろあんなに欲張っていっぱい人を出さないで、Chris EvansとDakotaとあの女の子だけにしておけばよかったのかも。とりあえず、もうちょっとじっくりやってもいいような気がしました。きっとなんか、壮大にしすぎちゃったんだよね。なので人物描写が、時間のなさに追われてかなり荒っぽい。みんなもうちょっと繊細なキャラクターに仕上げられるはずだったんじゃないかと思うのですよ。本当はね? それが、例えば、さっきまで普通だったのに、話し相手に画面が移って、それでまたDakotaに戻ると、彼女がボロッボロ泣いてたりする(笑)。あっという間のできごとなのです。なんというか、ある種の編集暴力みたいなものを感じました。あるべき中間がなくて、パラパラ漫画みたいだった。

以前、SNのクリエーターEric Kripkeが、超能力はアイディアとしてはいいんだけど、それがマインドコントロールとかになってくると映像としてどうもパッとしないので面白みが半減してしまう、と発言していたことがあって、それを考えると、描写もカメラワークも、非常によく考えられていて、作品としてはかなりきちんとまとまっていると思います。話の中身や舞台設定、世界観も私はだいぶ好きでしたが、SF色でいっぱいなので、結構好き嫌いは分かれるのかな。

ところで、最初に突然Colin Fordが出てきてビックリしました。Samの少年時代担当の子です。Jaredとどこかで血が繋がっているんではなかろうかと言われているあの子(笑)。ほんのちょっとしか出てこなかったので残念でした。・・・あの子で一本、Nickの子供時代の話を作れると思うんだけど。面白いと思うんだけどな。・・・やってくれないかな(笑)。

パチパチする