8月30日
Music: Season of Love - Shiny Toy Guns ←
負けず嫌いを、
勝ちたがりと区別して考えるようになったのは、
そもそもこの人に出会ったからです。
彼は、ある特定された勝利を目指しているようには見えない。
何を戦っているのかはよく分からないけれど、
それでも見えない壁に向かって、
思い当たるあらゆる限りの手を尽くす泥臭さが、
松本潤のたましいなのだと思う。
その泥臭さが、
うまく真摯さにすり替わるところが、
嵐のマジカルなところ。
常に戦っている感覚。
漠然とした何かに対して、
作戦も立てられず、
やみくもだけど、
ただ自分の出来る限りを尽くして、
そして負けない。
そんな強さ。
例えば大野智さんは、
相手限定の勝ちたがりなのかなぁ、と思う。
彼は、自分に対してだけは常勝でなければならんと、決め込んでいるように見える。
だけどそのほかは結構あいまい。
必ずしも、負けを嫌っているようには見えない。
というかあの人は、あの人の圏外において、勝ったり負けたりしない。
だから松本さんは、
壁にぶち当たるつもりが、
のれんを押して、
勢いあまってつんのめって、
結局のれんに巻き込まれて、
うまい具合にくるまったまま、
喉を鳴らして日向ぼっこするのです。
宿題くんの箱の上は、いつもおばあちゃんちの縁側のにおいがする。
大抵の私たちは、
自分だけの何かが欲しくて、
とりあえずがんばってみればなんとかなると信じたくて、
だから見えない敵に、
私たちを代表して立ち向かってくれる松本さんは、
かなりの割合でヒーローなのです。
I just don't want to see him fall.
人を応援するということが、
自分に勇気をくれるということだとすれば、
松本潤は、
その等式そのものです。
がんばれ。
がんばろう。
潤くん、お誕生日おめでとう。
パチパチする。