ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

マイガール: Ep.1

*はくすお返事、明日です!*
*待ってて下さってる皆さんゴメンね*


ドラマが決まった時とか、
そのことを考えた時とか、
指の一本でも噛み千切りたいくらいソワソワしてしまって大変だったのが、
いざ本番となってみたら、
母の手伝いから昨日の夜11時くらいに帰ってきて、
地べたに座り込んで、
インスタントのカレーを膝の上に乗っけてかきこみながら、
なんだかとっても普通に見ていました。

気合の入りようは、SNの新しいエピソードを見るよりかは格段に少なかったと言ってしまえる。

だけど、
そういう気を抜いて、
残ったもので感じるドラマを作りたいんだろうな、という印象を受けました。
(正当化・笑)

*以下、細かい重箱の隅をつつきます*
*久しぶりのドラマReviewです*
*相変わらず思ったことを書いてます。辛い時もあります*
*but i don't mean any disrespect*


*放送時差をよく分かっていませんので、ネタバレを避けてらっしゃる方はご注意ください*




あくまでも私は嵐さんに出会うまで日本のドラマをまともに見たことがないのですが、漫画原作のドラマは、第一話でキャラクター描写を焦りすぎるきらいがあると思っています。なまじTVドラマの作り手が、すでに正宗という名前で轢いてもらっている線路を第3巻まで走ってみたことがあるだけに、ちょっと箇条書きで大雑把な正宗しか見せてもらえなかったように思えました。一番なぞなのが、正宗くんの部屋(正直、あまりにも『セット。』というカンジで、見た瞬間ちょっと笑ってしまった・陳謝)。高校時代にお付き合いした女性を忘れられずに、同じ場所に立ち尽くしたままの20年代の、一人暮らしの男性の部屋、というカンジではなかった気がする。なんか、酷く老け込んだ部屋のように思えました。あれは、陽子さんと正宗が外観から思い描いていた「古い」とはちょっと違う気がするんだよな。多分あの柱の上のほうにあったのをはじめ、観葉植物みたいなのがセット感満載だったのと、部屋が恐ろしく細かく片付いていて、置き間違いのひとつもないPaleなカンジがしたのとが、私が可笑しく思った理由だと思います。寂しそうではあったけれど、傷ついている印象は、受けなかったかも知れない。家具一式、ちょっとお金持ち過ぎない? ・・・それとも私が僻んでるだけ?

色の使い方の丁寧な作品。ライティングにも物凄く気を使っているのがよく分かる。陽子さんとコハルちゃんが、あくまでも桜色でリンクしている描写が好きです。正宗がトーンとしては暗めなので、一緒にいると絵になる。あの髪の色で紫を着る相葉さんはやばい。

いろいろ細かいところは気になってます。一体全体正宗と陽子さんは実際どれだけ付き合ってたんでしょう? 陽子さんに対して「なんて身勝手な女だ」という感想は抱いちゃいけないのかな? とかね。正宗くんは、一度持つと決めた荷物は最後まで護り続けるタイプのようですし、責任はとりたい男だと思う。ひとつの生命というのは、責任の中でも最たるものだと思うので、正宗の傾向を知りながら、コハルちゃんを勝手に独り占めしちゃった陽子さんは、ちょっとずるい、と思う。これからコハルちゃんと仲良くなればなるほど、彼女の最初の5年に自分が存在できなかったということが、残念に感じられるんじゃないのかなぁ。私は、それは陽子さんのせいだと思うんだよなぁ。しかもそんなに近くに住んでたって、どーいうこと? どっかでばったり出会っちゃったらどーするつもりだったんだろうか・・・。実家に住んでいたわけじゃないようだし、いっそ物凄く遠くに行ってたとかなら、覚悟も見えて分かりやすいけど・・・。うーむ。

あの橋は、マラソンの橋ですか?(笑)

村上さんが出てくるところ、あれ、いくらなんでもやりすぎだよね?(爆笑) 雰囲気がぶち壊しですがな! なにもあそこまでアップにせんでも・・・。

「雨だー!」と言って走り回ってる頃には地面がびしょぬれというのが笑えます。こういった微妙なリアリティが私は異様に気になるらしい、ということを、最近学んでいます。でもこういう些細なところでこれが作り話だ、ということをRemindされるのがとてもイヤだ><。 あそこは引きで入って、最後に水階段で閉めたほうが良かったと思うな。

平手打ちされる相葉さんが吃驚するほどHOTでしたけど(万歳)。その後の「いや・・・僕は」という演技が、井上真央ちゃんのつくしちゃんに似てました(笑)。だけど正宗くんて、あんなふうにかっとなる人なんだ・・・。凹んでいるのは分かりますが、イライラしているようには見えなかったので、瞬間沸騰したように見えてしまって、ちょっと意外。なんだか末期の芹沢さん(斗真くん)を思い出します。

相葉さんとももかちゃんの身長差が好きです。コハルちゃんがいっしょけんめい正宗くんを見上げる角度が好き。それから相葉さんが長い脚を折りたたんでしゃがんだり、膝をついてコハルちゃんと向き合ったりしたときの、その身長差も愛らしくて好きです。やさしさというか、思いやりがあるよね。
「ばいばい、まさむねくん」
親子でダブルパンチ。

ももかちゃんの、時間をいっぱいに使った演技がとても染みました。「まさむねくんは、ママのこと、わすれてしまった?」というたどたどしい言い回しが好きでした。相葉さんの泣き様は目元を見ていれば真実度が伝わってきます。あれは間違っても目薬じゃなかったよ。だけど最後の最後の画の繋ぎ方が猛烈におざなりで吃驚仰天してしまいました。あれナニ? 「忘れられなかったよ、ずっと」まで相葉さんが渾身の素晴らしい演技を披露してくれたのに、その直後のあからさまな別テイクに、とりあえず夢から醒めた(涙)。完全に流れが断ち切れちゃったように思えました。編集さん、ちょっと。いきなりピンと張ってる糸電話(苦笑)。分かりやすく違う相葉さんの佇まい(苦笑)。分かりますよ。正宗くんとコハルちゃんが繋がってるのを一発で見せたかったのは分かるけど、もちょっと上手く撮って繋げてよ。そしてそこが上手く流れてくれていたなら、物凄く個人的な好みで物事を言えば「てんとうむしの正宗くん」で、ぽろっと一粒泣いてくれる程度が一番強烈に来たかな、と思います(JAに学ぶ、一粒の重み)。正宗くんの中で、最後の決め手となったのはあのセリフのはず。

効果音という意味で、今までだいぶ静かなドラマだったので、最後に正宗くんが手を差し伸べたところの音はあからさますぎてちょっとやりすぎな気がしました。あそこのやり取りすっ飛ばしても、引きの画3連発だけでしっとり素敵に出来るだけの詩的美しさがあったと思うな。あの丘のシーンは、エピソードを通して、気合が入ってましたよね。

ここで書くのを忘れていましたが、相葉さんの演技を私は音を消して観るのが好きです。『グリーンフィンガーズ』が朝のテレビで流れてた分を、Muteで何度も繰り返してみたりしました。この人は、無音で見ると、物凄く演技が上手いのです。最後の糸電話のシーン、もちろん音声ありでも素敵な演技だったけれど、無音で見るとより痛い。要するにそれは、相葉さんが感情を表に出す際に全身を使うことに異様に長けているからで、そのワンダフルさに、声がついていかないからなのだと思っています。それとは別に、ただ事実だけを述べる、淡々としたナレーションは最高に素晴らしかったと思いました。あのトーンの声は好みです。ツボ。萌。最高。ありがとう。

えー、では。最後なので。

出だしの目覚まし時計のシーン。
枕の上の伸びきった右腕。
素晴らしい具合に焼けた肌。
ちょっと汗ばんでる高い頬骨。
寝起きの伏せ目。マツゲ長!
半開きの口。エロイ!
顎のライン。
首筋。
ちょっとだぼっとしてるシャツ。

ああ。あああああああ。

もう!
もう!

悶絶する。パチパチもする。