モラルのない話
Music: Shine - Vienna Teng ←
いまさらですが。
初めて並びました。
嵐関連のチケット取り。
当日誘ってもらったので、
ノリで参加させてもらいました。
楽しそうだから並んだ。
なんだか綺麗だったこともあったはずなんだけど
衝撃が強すぎて全てが吹っ飛んだ。
やってる最中は、
下らなくてゲラゲラ笑っていたのだけどね。
後から思い返してみると、
見なくてよかったものを見た。
結局残ったのは、
Disappointmentと
Rumyさんが一貫してすてきだったことだけ。
シャッターが上がるのを止めたら、
つっかえたケツを世界に晒したまま
地べたに張り付いた格好で彼女は死んでしまっていたわけで、
そこにプライドはないのかお前。
まあ、明らかになかったのですけど。
恥ずかしくて目も当てられない。
誇りのない人間が垂れ流す屁理屈はむき出しの欲望だけでできていて、
あまりにもお粗末でその理不尽に怒るのを忘れた。
馬鹿馬鹿しい。
目的のために手段を選びつくして、
その達成のためには醜態をもいとわない。
一番怖かったのは、
それを「いいファン」だと信じてやまないあの目なんですけどね。
ファン、という言葉を辞書で調べたことがあります。
熱狂者
という意味なんですって。
目の当たりにした。
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私が嵐さんに抱いている感情は、
彼女たちが言っているファンとはまた別のものなんだろうね。
私は彼らを見たいのではなく、
彼らを見ていたいのです
どちらかと言えば。
私はたとえ目の前に相葉さんがいても、
あくまでも他人の目を気にする。
と思う。
目の前に相葉さんがいたことがないので分からないけども。
相葉さんを好きです。
アイドル相手にこんなこと何度言っても意味のないことだけど、
私は相葉さんをとても好きだ。
だから私は相葉さんのようになりたいと思う。
ひとを好きになるって、そういうことじゃないの?
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腰を深く曲げてお辞儀をすることは、
きれいなことなんだなと、
日本で仕事を始めて思った。
私はまだとても抵抗があるから、
相葉さんを思い出して、
思い切って頭を下げる。
なんとなく感じてしまう何かに屈したような気分もそのうちなくなるといい。
何かと調子がよくて、物事がうまく進むと、
しあわせなことです。
ありがたいことです。
を口癖にしたいと思う。
せんきゅーべりまっちと
よあうぇるかむは
いつでもきちんといえる人間でいたい。
けれど、
相葉さんを好きだということは
相葉さんに影響を受けたということと、
どこかで何かが違うんだね?
相葉好きは、
ピースフルにいこうよ
という言葉が、
通じる人間なのかと勝手におもっていたのだけど。
そうじゃない人もいるんだよね。
ひとそれぞれ。
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彼女たちは、相葉さんの舞台を見に行きます。
私の思う常識や正当性が通用しなかっただけで、
ルールを破ったわけでは決してないし、
彼女たちはきっと満足したでしょう。
楽しい舞台を見てくればいいと思う。
彼女たちの隣に座って
相葉さんを見たいとはどうしても思えないので、
私はもうどうでもいいや。
Rumyさんと過ごした一夜は限りなく楽しかったです。
誘ってくれてありがとう。
いろんなお話もできたし、
Rumyさんと一緒でよかった。
チケット争奪が、文字通りモノの奪い合い以外の何物でもなくなった今日この頃、
せめてそれを、気持ちよくできる心のゆとりが、
いまこそ必要なんじゃないかと思うのだけどね。
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楽しいだけの思い出を作って、
ひとつのイベントを終えるファンはどれくらいいるのだろう?
楽しいだけの思い出を胸に、
DVDを観ているファンはどれくらいいるのだろう?
最近思うのです。
楽しいだけの思い出を手に入れられるのは、
そのイベントに一切参加しなかったファンなのだということをね。
行けないけれど念を送る。
期待を込めてDVDを待つ。
そんな王道な応援もある。
それで立派なファンじゃない?
どうやってきみに伝えればいい? パチパチ。