ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

the heartbeat you hear

Music: Don't forget where you belong - One Direction  ←

久しぶりに
Oh that is not how I see the world
という瞬間があった。

文化とか伝統というのは難しいよね。
平和で無害なものばかりじゃないし。

害というものの定義も難しいし。
平和ってなんだろう。

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例えば女性が勉強させてもらえないとか
好きなことができないとか
恋を知らないとか
セックスを楽しめないとか
そういう世の中になればいいと思っているわけではないんだ。
そういう行いが世の中に広がればいいと思っているわけではないの。

だけどそういう習慣を変えないといけない、と思えない。

それは不幸なのか?
と思ってしまう。
考えちゃうの。
だって分からない。

アメリカで大学に行って
イギリスで大学院に行って
好きなのかもしれないだけのことを追いかけることができて
恋ができる環境にあるくせに好きな人が見つからないと嘆き
セックス怖いな
なんて思うことができる。

そんな私は幸せで
でも幸せでなければいけない気持ちがしている。

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幸せなんて人それぞれ。

そう思う私は、自分のことしか結局は考えていないのかもしれない。
出逢ったことのない人の人生が良くなるようにとか
話したことのない人が少しでも幸せになるようにとか
そんな大それたことは考えられない。

だって幸せっていうのは社会が作るものではなくて
本人が見つけるものじゃないの?

誰にとってどんなものが良いのかなんて
私には分からないよ。

自分が幸せになりたいのでこれの手伝いをしてほしい
と言われたら
喜んでお手伝いできる。
わたしがんばる。

だけど私の思う社会の正しさなんて何の意味もない。
だって正しさってなんだろう?
涙のない世界があればいいんだろうか?
子供が泣かない世界があればいいんだろうか?
飢えや乾きや悲しみがなければ
それですべては解決するんだろうか。

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こういう大きなことを考えだしてしまうと
結局何もできなくなる。
分からないことが多すぎる。
そんなことは知らない。
分からない。

だけどできることは
目の前の誰かの手を握ること。
泣いている子供に笑いかけること。
肩を落とした誰かをハグしてみること。

そういうことならできる。
そういうことなら分かる。

信念や方針がなくてもいいだろうか?
ロジックや説明がなくてもいいだろうか?
何もわからないけど
何かできる気がしていてもいいだろうか?

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幸せを説明しないといけないことが
多くなっている気がする。

私はこれで満足しているんだと
私はこれで十分なんだと
いっしょうけんめい言わないと分かってもらえない気がする。

選択が増えるというのはそういうことだ。
選ばなかった理由が必要になる。

キャリアを追わなかったこととか
家族を選ぶこととか
そういう自分の気持ちにとっては当然のことを
幸せであるという言葉に置き換えて説明しないといけない。
これは負けじゃないんですって。
これは犠牲じゃないんですって。

これは選んでいるんですよって。
意味があるんだよ。
大事なんだよ。

あなたには分からないかもしれないけど。
分かってもらえないかもしれなくても。

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何がしたいのかは
分からないんだなぁということを
しみじみと思う。

何かができたい
という漠然とした想いだけがある。

できること

なんだろうそれ。

なんだろうね。ぱちぱち。