ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

cuz i'm not good at making promises

Music: Perfect - One Direction

面白いのは、自分がどれくらい日本に帰っていたのか
ちゃんと数えてなかったんですよね。
戻ってくる時の入国審査でどれくらいイギリスから離れてたのか聞かれて、
はて?
となって数えてみたら2週間だった。

お仕事もしたけど、日常ではなかったし
帰ってきてからの連休も合わせたら
通常運転に戻るのはほぼ3週間ぶり。

びっくり。

そんなにお仕事離れたの久しぶりだなーと思ってから、
でも実は自分がまだ復帰一年目だってことに気付く。

たった一年でこんなに「こうあるべき」って確立されちゃうんだね。

学校に行ってる間に目線も立ち位置もしゃんとしたと思ったんだけどな。
けっこう見失っちゃうものなんだなって。
残念だけどね。
毎日が続くと当たり前っていう形って出来上がっちゃうんだなって。

意見とか、立場とか、
私はきっとこうした方がいいんだろうなっていうものを
いつの間にか作りあげて
作りあがって
その中でだけ自由に動いてた自分に
すっかり3週間でもろもろ忘れてきた自分が出くわしている。

けっこう狭かったんだねって思っている。
視界も
心も。

窮屈だったねって。

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日本にいる間にはたくさんの人に会えて
普段の仕事よりも忙しく分刻みスケジュールみたいになったけど
脈略もカテゴリも筋道も立っていない私のお友達の羅列が
私にとっては凄くだいじになった。

中学から一緒に暮らしてた寮の姉妹
高校の英語の先生
ネットで出会ったファン仲間
尊敬して追いかけてる先輩
お世話になっている上司
大学時代からの戦友
親戚のおばちゃま達といとこのみんな

面白いものも優先順位もぜんぶ違くて
でもみんな同じ毎日を生きてる

同じ未来に生きてく

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お仕事していると
やっぱり業界という見えないレールがいつの間にかあって
モノの見方の角度とか
色眼鏡の色とか
なんとなくその界隈の定型に染まっていく
そうした方が自分の声が響き易くなるから

でも私は自分が何を奏でるかも
まだ大切にしていたい

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中学から生活を共にしていた同級生が
油絵の博士号を取った。
歴史とかではなくて実技にも博士号とかあるらしい。

飲み屋でパソコンを引っ張り出して
みんなで博論のプロジェクトを見せてもらう。
6年間ずっと一緒に暮らしてた間柄の会話は
失礼で楽しい。

「これってなんでここにあるの?」
「なんかちょっとエロい」
「これ好き」
「わかんないどういうこと?」

絵画というものを私は分からないけれど
渾身を見せて
それを言葉にして
説明してくれる彼女の勇気は
私に大いなる感銘を与えた。

伝わらないこと
共鳴されないこと

こわさに負けない

こんな学位取っても何にもならないんだけど。
始めたら後に引けなくなっちゃって。
と笑う彼女は、
13で出会った頃から間違いなく絵を愛していた。

好きという自分の熱を怖れない強さを
わたしも
欲しい。
と思ったんだ。

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どうやったら伝わるかな?

どうやったら勘違いされないだろうか?
が共存している毎日を
私は窮屈に送っていたんだと
久しぶりに仕事のメールを打ち始めて気付く。

どのような勘違いがあるというのだろう
それは
何パターン想定すれば
私は配慮を尽くしたことになるのか

きっと2016年のどこかで
私はまた繰り返される毎日に飲み込まれて
見えないレールの上で
触れない壁の中で
自分とはこういうもの
を作り出してしまうから
いまは
1月の今は
まず何より自分の考えに素直に
伝えたいことを
文字にする。

言葉にしていく。

パチパチ