ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

近況。

最近の脳内の推移。

高校時代の恩師にあてた手紙。

お久しぶりでいきなりナンですが、ちょっと先生のお考えを伺いたくて。伺いたくてというか、誰かに何とか言っていただきたいんですけども。
ものすごく長くてややこしい話なんですけど、お時間のあるときにでも相談に乗ってくれませんか。

12月に無事大学を卒業しまして、Internとして1月からNYでアメリカに設立された会社で日本人の方と働いています。
現在はOPT(Optional Practical Training)というビザでアメリカに滞在しているので、お給料もいただいて、月から金までフルタイムでお仕事をさせていただいています。
OPTは一年間で終わりなので、2008年いっぱいでとりあえずInternという立場は終了です。
2009年から日本に住むのか、アメリカにいるのかをもう一度決めるチャンスがあるということです。
しかし問題は、その決定を3月中旬までにしないといけない、ということなんです。
ビザの関係で、就労ビザにApplyするなら4月1日が締め切りなので、その前までに来年の身の振り方を決めなくてはいけません。
で、今非常に悩んでいるわけです。

今いる会社からは、就労ビザにApplyするならお金を出してくれると言われているし、2009年からも雇ってくれると言われています。
私はイベントとかライブとかの企画運営に携わってみたいと思っているのですが、問題は、まず第一に、今の会社が立ち上がったばかりで、実績のために仕事を選べない立場にあることと、第二に(これは私も初めから知っていたことではありますが)現段階では、企画運営というよりかは、施工業者との契約や現地の舞台設営といったデザインに近いものを行うことによってその実績を稼いでいることと、第三に、そして致命的なことに、会社内でのVisionがまるで定まっておらず、殆どアメリカにいない社長のやりたいことと、アメリカで1年半ひとりで切り盛りしてきた私の上司の実際にやっていることがちぐはぐであることです。大学にいたときにHuman Resource Managementのクラスで、Visionがいかに会社として機能するために大切なものかを気が狂うほど教えられてきたのがあだになって、会社それ自体に正直魅力は感じられません。そしてそのVisionがどう転んでも、多分今の会社は企画運営にまで携わることはないと思うんです。施工関係で攻めて行くつもりだと思うので。

ただ、今の日常業務は別にいやではないし、確かに「やりたいこと」ではないですけども、「やってもいい」とか「おもしろそうだ」という小さなことで構築されている仕事内容ではあるんです。
ものすごく馬鹿っぽいことを言いますが、アメリカにいられる、ということはただそれだけで魅力的ではあります。
今となっては、かなりホームのようになってきたアウェーで、アウェーであることを理由に無茶ができるとか、夢を見られるとか、何より日本人としてのカタに嵌らずにいられるという点で、非常に魅力的です。
裏を返せば、日本に帰ってカタに嵌るのが怖いだけです。
日本に帰ってしまえばそれまでで、冒険ができなくなるような気がしているわけです。

前にお話したことがあったかもしれませんが、興味がある日本の会社もあるんですが、正直本当にその会社が自分のやりたいことをやっている会社なのかとか、そうでなければどこの会社に就職すればやりたいことをできるのかとか、つまるところは自分の満足する毎日はいったいどうしたら送れるのか、とか、そういう質問たちの答えが日本に帰って出なかったその時に、自分はそれじゃぁどうするのか、ということがさっぱり分からないのが不安です。だったらアメリカに残って、就労ビザの続く限りNYにいたほうが気が楽な気がするんです。でもそういう決め方は逃げだ、という気がしてならないわけで。

今年の年末になったらまた見方も変わるのかもしれませんが、まだ2月がおわったばかりです。
NYに越してきて2ヶ月がたったばかりです。今ここでNYを去ると決めるのが、なんだか負けを認めることになるような気がしてならないのもまた悩ましいわけです。
たった一年だけのNY生活で、それを意味のあるものにできる自信が今の段階ではなくて、もう少し長くいるチャンスがあったらいいのかな、とも思うし、やりたいことが今の会社とは違うんだったら、せっかくきっかけがあるんだから、日本に帰ってやりたいことをやれるように努力するべきだ、という気もする。

・・・なんだかごちゃごちゃしてきてしまいました。

日本に帰るとして(現在の自分の中ではそれが一番妥当なセンだと思ってるんですが)、今年の終わりまでは休みが取れそうにないので、帰国して就職活動ができるわけでもなく、それから2010年の4月まで自分は職に就かないのかなとか思うと、なんだかものすごくInefficientな感じもするんです。もっといい方法があるはずだ、という。何より正直父の目が怖いですよね(苦笑)。アメリカの大学にいかせてまでプー太郎かい! と言われたら、もー何も言い返せない(苦笑)。

いつかは日本に帰って両親の面倒を見る立場にあるし、私自身もいつかは日本に帰るつもりでいたので、もし日本に帰らなくてはいけないんだったら、それはそれでいいんです。
でも、もしアメリカに自分がもう少し残るべきだ、と言われたら、それはそれでやっぱり納得できてしまう。アメリカというカジュアルな環境のなかで働くのはやっぱり楽です。日本人のかたと働いてみるとさらによく分かる。・・・まぁ人によるんだとも思いますけど。

確固たる「こうしたい」とか「こうありたい」という想いがないまま人生の岐路に立たされた場合は、いったい何を大切に選んだらいいものなんでしょう。
I did take the one less traveled by, and that is making all the differenceです。日本の大学に行ってたらこういうことは考えなかっただろうな。
大学進学のときは、とりあえず面白そうだ、という単純な理由だったので楽だったんです。エキセントリックな人間にあこがれてるので。
Now I am being one traveler, long I stood
And I am TRYING to look down each one as far as could
I really am sorry that I can't travel both.

2節目と3節目は未だによく分かりません。
そういえばこの詩はいただいたきりで、実際お話したことありませんでしたね。今がその機会なのかしら(苦笑)。

長くなりましたが、近況もかねて、現在の私の人生こんな感じです。
高校3年生の悩みの行列の最後にでも加えていただいて、思い出した時にでもお言葉いただけると感謝します。


恩師からの返事に涙した後出した結論。

アメリカに残る。
・・・残れるかどうかは分からないけど(ビザは抽選)申請はする。
いられるうちにいておく。
帰るべき場所には、帰らなくてはいけない時に帰る。
夢はいつだって見ていられる。
だから夢はいつだって見ておく。
そうやって息をしていく。

ドコへだってまだ行ける。
がんばれ自分。


パチパチする


ps. ARRASHI会はまだ先になっちゃうかも>au落ちした心の友