ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

But I set fire to the rain

Music: Set Fire to the Rain - Adele

お疲れ様です。
ながい一週間だった。。

これをあと50回も繰り返さないと一年て終わらないんだね。
これをあと50回も繰り返して一年一年終わらせてきたんだ。
すごいね。

だってチョー疲れたもん。

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事務のお仕事をしています。
書類を作って、行われている活動がきちんと残されているようにする。
実施に至った経緯、予算の計上、用途の説明、実際に起こったことの記録、経費の支出処理。

仕事の具体は去年度までと変わらない。
何が今年は変わったんだろう。
本部に異動になって、私は自分が何をやっているのかわからなくなってしまった。

根本的な問題は、
日本の組織が、歪んで軋んで亀裂を走らせずには国際化できない場面を目の当たりにして、
絶対にもっとスムーズに変わっていけるはずなのにと夢を見ながら、
具体的な解決策が思い描けないこと。

NYで日本とアメリカに挟まれながら働いていた時も、
こうしていらいらしているときがあった。

日本を囲むこの海のどこかに言葉以外の何かで作られた壁があって、
それは飛行機やネット回線ではどうしても乗り越えることができない。

あれはいったいなんなんだろう。

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学校に戻って勉強する、というオプションは、けっこう前からあった。
アメリカから戻ってきちゃったとき、最初に考えた手立てはそれだったし、
なんだろう、
いつかはそうなる気がしていた、
と今になって言い出してみたくなる。

いつかは、
が今になっただけ。
ぼんやり、
が形になっただけ。

・・・形にしている最中だけど。

今のお仕事は、契約でお勤めしているので、
進路はいつかは考えなくてはいけなかったし、
それなりにいつも考えていたつもり。
登用のお話とかも伺ったけれど、やっぱり海外にもう一度出たいという気持ちがあったし、
なんというか、今している仕事をこれから先もずっとやったらたどり着くだろう場所を、
わくわくして妄想できなかった。

このまま席と部署を少しずつ変えながら、
だんだんお給料を多くもらって、
たとえばあの係長の席に座るのかなとか。
なんか先が見えてる。
想像できちゃう。
余白で楽しめない。

わくわく妄想できるって大事だと思うんだよ。
これはきっとやっぱりどうしてアメリカ以来の感覚。

なにか、予想もしないことが起こる。
And that's okay.

この懐の深さ。

でも未来って、
そういうものじゃないの?

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日本っていう国は、
美しくて難しい国だなって思う。

大事なものがたくさんある。
守っていきたいもの、伝えていきたいもの。

でも文化を作る、ということを、
忘れ始めている国だとも思う。

受け継がれていくものは増えてもいいし、
託されたものは進化させてもいい。
完全な新しい何かだって、
同じように大切にしていい。

伝統は、日常に溶け込むことで、文化になって、
個人それぞれの「日本人らしさ」に昇華される。
ただバケツリレーをしていては、火が消えた後に何も残らない。

私たちの手で、私たちが今、幸せになれる日常を作る。
そういう伝統を大切にする。

経済では買えない未来をわくわく妄想できるのは、
そういう国なんじゃないかなぁ。

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アメリカにいたとき、未来を決めていなかった私は、
守るものなど何もなくて、
なんだってできた。
やりたいことをやった。

ただ思い付きに従っているだけのように見えた行動も、
いま振り返れば本当は芯が通っていて、
その軌跡が描くものは、
私の好きなもの。
私を幸せにするもの。
Things I care about.

私という人間を作り上げる要素。

目の前のことに一生懸命になること。
スポーツが象徴する、今しかない、という命のあり方が好き。
いろんな想いを持った人とお話をすること。
私じゃない誰かが考える幸せを聞くこと。
その幸せに国境をこえて共感できる瞬間が好き。

その続きで余白を埋めていく。
わくわく。

ぱちぱち。わくわく。