ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Indiana Jones and the Kindom of the Crystal Skull

August Rushをまだ書いてません(苦笑)。なんかもう今更で。

どうでもいいけどプロフィールを更新しました。まだCAにいることになってたので、なんだかなぁと思って。好きなものを羅列してみたりしました。パスがくれば2時間は喋れるキーワードの数々です。あっと思った方、パスください。

いつもどおりのレビューです。
細かいトコにも触れます。
自己判断でお願いします。

indie
Starring: Harrison Ford, Karen Allen, Shia LaBeouf, Cate Blanchett
Directed by: Steven Spielberg

まずはナゼ、スピルバーグが宇宙人を描くと、毎回残念な気分で胸がいっぱいになるのか?という疑問。A.I.のときから進歩がない。そりゃまぁ宇宙人のイメージなんて、実際会ってみないとなかなか変わらないだろうけど。なんかさあ! やっぱSignsもそうだったけど、宇宙人って撮っちゃいけないと思う(笑)。姿を見せてしまったら最後、あぁいう典型的な宇宙人ってどうがんばってもコメディーの要素でしかなくて、なんていうか、こう、がっかりさせられる。あーもったいない。と思う。で、もったいない、と思ってるうちに映画が終わってしまった(苦笑)。そもそも宇宙人って、もし、もしね、現実味を持たせられるとしたらやっぱり近未来を舞台にしてる映画とかに限られてくると思うわけですよ。そういうことがあってもいいな、と思って受け入れられるけど。それを50年くらいまえが舞台の映画でやられてもねぇ。やっぱりさー、ジョーンズ博士が考古学者であるところに面白味があるわけで、別に科学者とかオカルト信者とかと変わらないネタで盛り上がられてもねぇ。

Mutt役のShia LaBeouf、私好きなんですけど。あのどうにもこうにもやる気のなさそうな喋り方がすき。でもあえて言うなら、Muttが息子ってのは弱い。面白くない! だって典型的過ぎるじゃん。しかもジョーンズ博士の息子にしてはキャラにインパクトがなさ過ぎるじゃん。もうちょっと親父に反発するとか(かつてのJrがそうだったように)せめてもうちょっとこんな親父じゃいやだー! と嘆いてほしかった。まぁ、私の勝手な好みの問題ですけど。でも思うんだけど、あれがさ、息子じゃなくてさ、娘だったら面白いと思わない? 行動も考え方もお父さんそっくりなんだけど、思春期の女の子っぽく色気も出てきてて、ジョーンズ博士も「こんなんが俺の娘かよ!変な男に騙されてそうで心配!」みたいな。そして娘も「ありえない! 私に父親はいない!」とかみたいな、Denial合戦とか面白そう(妄想)。だってさー、いっても自分の人生に一度も顔を見せなかった父親とあんな出会い方して、そうなのか!あんたが俺の親父なんだな!よし、一緒に宇宙人のアタマを帰しに行こう! とか、ならないでしょ(爆)。おかしいでしょ。そこら辺のタネあかしがもうちょっとコメディー色強いほうがむしろ下らなくって気にならなかったかも。

原爆がどうとか、冷戦がどうとか、この際正直設定として、あーそういえばそんな時代のことだったよね、と思い出した程度で、制作側も「覚えてるでしょ? 説明はこれくらいでいいよね?」みたいなお互い手抜きがあったような気がする。そのせいかあんまり世界に入り込めなかったような気が。なんかちょこちょこ古っちいなーと思うようなセットが目については、あぁそうだったそうだった、みたいな自分の中での押し問答というか。いえ、私があまり下準備というか心積もりをしてかなかったのも悪いんですけど。

ハリソンはがんばった。がんばったけど、やっぱり見てて辛かった。なんていうか、彼のいっぱいいっぱいのがんばりようがひしひしと伝わってきてしまって、むしろ労わりみたいな気分で見てたから、ふんぞり返って冒険を楽しむ、という感じでは正直ありませんでした。

面白かったのかなぁ。
私は・・・あんまし。
インディーはやっぱり3が一番よかった。
だけどその後が見られてよかった、と思う部分もあるだけ、今回を制作したのも悪くなかったってことでしょうかね。

私としてはC-くらいです。


パチパチする