ONE VOICE

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We Must Go

Music: We Must Go - Yuki Hayashi

林ゆうきさんが好きで、
彼の曲を集めてプレイリストを作った。
リストの名前は、This great sense of hopeという。

去年は年がら年中それを聞いていた。
見ていないアニメの曲も入っていて、それも好きなんだけど、
やっぱり音楽があてられていた場面が思い当たる音を聴くと
より一層、身体の全身に蘇る何かがあると思う。

その当時の自分とか抱えていた悩みとか情景とともに
どうやってその場所からここまで来たのかとか思い出すし、
なにより、
その時に触れられた琴線がもう一度鳴らされるから
音楽って不思議だなぁと思う。

林さんの曲は特にその呼び覚まされる感覚が強い。
聴けばいつでも思い出せる勇気とか光とか、そういうものがある。
明るいし夢があって、前進する。

This great sense of hope.

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林さんの最近の作品で、
風が強く吹いているを見ている。
決まったと聞いたときに小説を買って読んだ。
スポーツアニメ×林さんは間違いのある気がしない。

最近、それのサントラが出た。
ポン、ポンポンポンポン、て聴いた最初の瞬間からフルで欲しいと思っていた曲がある。

We Must Goという、その曲の名前を知って、ああ、と思い、
改めて曲の本当の最初を聴いて、その大きな世界に、
ああ、
と思った。
そして、
ポン、
ポンポンポンポン、と、
もう一度曲が始まるのを聴く。

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走りだすということは、
こんなにもそっと始まるんだ、と思う。

走り出す前に思い描いたあんな風に壮大な未来を、
優しくて、丸みを帯びていて、小さくて、ちょっとだけ飛び跳ねる、
そういう歩幅で進むところからはじまるんだ。

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神谷浩史さんのドキュメンタリーを見た。

やっぱり僕ら日雇い労働者なので
「ここに行ってください」
「このお仕事をお願いします」
っていう依頼がない限りは
自分から能動的にお仕事を作っては行けないんですよね

ああ、自分もそうだなぁと思う。
このお仕事をお願いします
で雇われている。
雇われてきた。

自分はそれが嫌なのだろうか?と考えて
別にそういうわけではないなと思う。
ゼロから何かを生み出したり
お仕事を作れるようになりたいとか
思ったこともあったし、そっちのほうが優れているような気がしたこともあったけど
今はそうでもない。

この場所で優れることも出来たらいいなと思うし
出来るようになりたい。

ただ、欲しがられないと食っていけない、という感覚はある。
そして分かりやすい出世の仕方がないから、
次に目指す場所やレベルを自分で決められないし
今は正直想像もできない。
それが不安だし、打つ手を思いつけなくて、ずっとイライラしている。
今の場所で今の自分にできることは
ただ期待に応えて、それ以上を出して、
次に繋がりますように、
繋がる次がありますように、と祈ること。それだけ。

それは神谷さんのおっしゃってることと覚悟の激しさは違うかもしれないけど
本質的には同じなはずだ。
嵐さんの仕事の精神にも似ているものがある気がする。

だから今はとにかく信じる。

私には見えないものを見ている誰かが
この世界にいるといい。