ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

近況

親知らず抜きました^^; 痛かったので歯医者に言ったら有無を言わせず、いつ抜きましょうかね、と聞かれました。アメリカでは生えてきてなくても掘り起こして抜くのが普通らしい。とりあえず出てきてるのは2本あったんですが、痛かった1本だけ抜いてもらって、後は様子を見て、抜く必要があるのなら日本でやることにしました。保険で親知らずの抜歯はカバーしてもらえないので歯ぁ一本抜くのに$400もかかるというふざけぶり。

彼とはいつも通り何事もありません。安定しています。ほっとします。

歯を抜いたのは2日前だったのですが、歯医者さんがとても上手で、歯医者にいたのはなんと驚きの20分くらいでした。3分受付で待って、15分ほどで歯を引き抜いて、待合室に出た瞬間に名前を呼ばれ処方箋をもらって、ハイさようならでした。速っ! 私はこの親知らずの抜歯をなんだか全然よく考えずにやってしまったのですが、やってから、これから暫くものが食べれないとか、薬を買いに直後にバスを乗り継いで行かなくてはいけないとか気づき、しかも私は車持っていないので、歯医者にも30分かけてバスで行っていました。口はまだ麻酔でものの見事に起きている方と完璧に眠りこけているほうとに真っ二つに分かれていて、ろくに喋れもしないのに、さて、これから薬屋まで一時間もかけてバスを乗り継いでいかなくてはならず、こちらでも日本でも薬局とは縁のなかった身にはかなり不安でした。しかも麻酔のせいか体はなんだかふらふらしているし、心臓もなんだか鼓動が早いような気がして、なんか途中で倒れてしまっては笑い話にもならないワと思いながら、内心結構焦ったりとかしていました。一応学校のHealth Centerに立ち寄ってそこで薬がもらえないか呂律の回らない口で聞いてみたのですがダメとのことで、結局学校の外の薬局に行って、めったに口にすることのない薬というものを購入しました。

その日は麻酔も効いていたし、痛みも特になく処方された薬を飲んでも何もなかったのですが、とりあえず噛むなという指示が出ていたので、その日はスムージーだけ飲んで、翌日締め切りのペーパーを書いていました。しかし悪いことは悪いときに起こるもので、最後のほうに来て、私としたことがセーブし忘れたままxボタンをクリックしてしまい、めでたく1/3ほどが完璧に失われてしまいました。そのとき夜の1時ごろで、私は暫く画面を見つめてフリーズ状態でした。翌日の午前中が空だったのと、薬が効き始めて眠くなったのとおなかがすいてふらふらしてきたのとで、とりあえずその日は覚えていることだけ書いて寝ました。次の日の朝っぱら6時から薬が切れて痛くて目が覚めてしまい、そのあとは薬を飲み、効き始めるまで我慢して、ペーパーの残りを書き始めました。最後にまともに食べたのが前の日のお昼ご飯でしかもそれもたいした量じゃなかったので、何気にかなり食べるRoxieさんはかなり空腹でした。なので本当は朝ごはんを食べたかったのですが、何せ寮の食事の朝ごはんにはやわらかくて噛まずに食べられるようなものがメニューにありません。しかも何の用意もしていない私の部屋には缶詰のスープすら置いてなくて、しょうがないので朝飯抜きでした。そしたらば10時くらいにペーパーを書いている私の目の前がだんだん白くなってきて、頭がぼーっとしてくる始末。空腹のあまり貧血で倒れそうになってしまいました(笑)。ここで倒れたらお話にならないので、とりあえずベッドで3分ほど横になり、直ってきたらすぐにペーパーを書き、食堂が開いた瞬間にお昼を食べに行き、ろくに腹の足しにもならないスープをひもじく啜らせて頂きました。

その後クラスに行ったのですが、さて、私の処方された痛み止めはTylenolという薬で、副作用は眩暈と書いてありますが、前の夜にDanに警告されたように実は吐き気も副作用にあったりします。で、もちろん私はクラスにいる間に気分が悪くなり(苦笑)、あわててクラスを飛び出して、そしてなぜかトイレが備わっていないその建物を飛び出し、隣の建物のトイレに駆け込んだ次第でした。そのあと3時間仕事があったのですが、ここでTylenolを飲んでしまったらいろんな理由からふらふらして仕事にならないと思ったので、そのまま素面で、というのも変ですが、何も飲まないで仕事をしました。そういう日に限って仕事は物凄く忙しかったり、やってくる人がやたらと態度が悪かったりします。仕事場に小さく"Patience. がんばれ"と書いた紙を貼って、それを睨み付けてなんとか乗り切りました。しかもその日が今冬日本に帰るチケット手配の締切日だったので、仕事をして電話をかけまくってと、とにかく必要以上にやることがありすぎる日でした。仕事を終えて、こっちに向かっているDanに電話をかけたときには、痛みからかストレスからかよく分かりませんが、手がかなり震えていて、何とか薬を飲むのがやっとでした。

寮に帰って即効で薬が効いてきて眠くなった私はもちろん夕食を逃し(爆笑)、あぁ、これで缶詰を買いに出かけなくてはいけないと思ったときに、なんと彼が手作りスープ(ベトナムのお粥・"じゃお"というらしい)を持ってきてくれ、涙が出るかと思いました(幸)。そのあとはこちらが恐縮してしまうほど至れり尽くせりで、おかゆをあっためてもらったり、よそってもらったり、今後の為に缶詰スープを買いに行ってくれたり、Tylenolが効かなくて寝付けない私を見かねて夜の2時に氷とIbuprofenという市販の痛み止めを買いに行ってくれたりと、なんだかすごいできるBFぶりで、ちょっとあまりの献身に私は酷く申し訳なく思ってしまったわけでした(苦笑)。今まで13で家を出て以来寮で暮らしてきたので、たとえ風邪を引こうと虫歯になろうと、とりあえず自分のことは自分でするのが当たり前で、食べられるものを食べるとか、あるもので何とかするとか、我慢できることは我慢するとか、そういうことが非常に普通だったので、家じゃないところで誰かが自分の面倒を見てくれているというのはなんだか酷く新鮮で良い意味でちょっと落ち着きません(恥)。でも正直彼に面倒を見てもらうのは悪い気はしません(えへ)。

とりあえず今週末はゆっくりしつつ、宿題を片付けられたらいいなと、まぁ前半しか達成されるはずのない目標を掲げております。