ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

ここにいるみんなはひとりじゃないから。

*全部消えた。渾身の一撃だったのに・・・。*
*誠意を込めて、やり直し(涙)*


私が初めて嵐くんを知ったのは、ご他聞に漏れず、5人がMステで透けている頃でした。

テレビのない環境にいた当時の私は、残念なことにその世紀の羞恥を見られなかったのですが、雑誌やなんやらで、顔はちらちら見ていた気がします。ご容赦を願いつつ告白しますが、その当時私は大野くんがきらいでした。いえ、大野くんに限らず、何が取柄で騒がれているのか分からない、なんとも煮え切らないこの5人組が、控え目に言っても好きではなかったんです。桜井・松本の顔をチラッと一瞥し、「ふぅ~ん」と言いつつ、内心かわいいな、と思ったくらいで、その当時を振り返って彼ら自身が言っているように、私にとっての嵐は「ジャニーズの新しいグループ」というだけで注目されていて、その他にはまだ「コレ」というものが無かったのかもしれません。青の炎のチラシも手に取っておきながら、最後までにのあいはどちらがどちらなのかも分からないまま、2003年の3月に私は日本を離れました。

2007年8月ころです。
動画サイトに嵌りました。
KAT-TUNの皆さんが24時間テレビに出たんです。
赤西くんが読んだ手紙を、海外のみなさんのために訳したりしていました。

何度も
何度も
何度でも。
嵐を見る機会はありました。
嵐と出会う機会なんていくらでもあった。
けれど「あらしぃ~? 興味ないっすね」をそのままに
あからさまに、頑なに
クリックを惜しんできた私でした。
嵐だから、見たくなかった。
嵐だから、興味がなかった。
特にジャニーズさんたちに思い入れがあるわけでもない私が、わざわざ「キライ」カテゴリを設立していたことを考えると、そのときからある意味特別だったんでしょうけどね。

それはAiba's Letterと銘打たれた、8分くらいのクリップでした。

あのよく分からないグループの、
顔も分からないけど相葉とかいう人が、
一体全体何をどう言ったのか、見てやってもいいだろうとかいう、
意地の悪い理由からだったのを、私は今でも忘れません。

なんとも不遜で失礼ぶっこいているので、今考えると笑っちゃいますね。

皆さんだったら、何のビデオのことだかお分かりに違いないですが。

不意打ちを喰らってアワを吹く人間の像があるとすれば、あの時の私ほどそのモデルにふさわしい人はいないに違いありません。

今まで私は、何を見ていたのか!

ビデオを見始めて、ようやっと相葉くんの顔が分かったばっかりなのに、つい一緒に大号泣してしまった自分が馬鹿みたいで、内心舌打ちをしながら、なんでこいつらこんなに素直なんだと思った記憶がある。テレビでそんなに泣くやつがあるか!と画面に向かって毒づきながら、彼が言っている言葉がホンモノだと分かる。メンバーの皆の、湛えられた(人によっては流れてたけど)涙が嘘じゃないと分かる。メンバーの誰もを知らない自分が、何でこんなに切なくて泣けてくるのか、心の中で自分を口汚く罵りながら、それでも分かっていたんだと思うんです。

嵐って、いいグループなんだなってことをね。

ワタクシゴトになりますが、高校を卒業するとき、答辞を読んだんです。とても素敵で大好きな学校で、級友も先生も大好きで、その答辞の最後に、私「めいけい生でよかった」と書いたんですよね。何の偶然かはさっぱり分かりませんが、相葉さんが「嵐でよかった」と言ったその瞬間に、私は引き堕とされたんだと思う。

そして翔ちゃんが相葉さんを抱き寄せてぎゅぅってしてあげたのを見て、私は殴り倒されたと思う。

嵐ってイイ!
相葉ってイイよ!
いいじゃん! 素敵じゃん!
Youたち最高じゃん!

まぁ、結論としては「あ~もったいないことしたな~」でキレイに片がつくんですけど。

それから約21ヶ月ですか。
ここまで99エントリ。
ひとりで嵐嵐言ってきましたけれども。

おかーさん、やったよ。
先週の金曜日、私、初めて嵐ファンの方と嵐会をやったよ。

初めて出会った、生身の嵐ファン。
今まで嵐について好きなだけ喋り倒すっていう環境がなかったもので、
どこまで喋り倒していいのかが分からなくてですね。
嵐ファンってこんな声なんだ~とか、
嵐ファンってこういうグッズを買うんだ~とか
嵐ファンって、「やっぱり」こういうところでツボるんだ~とか
なんだかものすごく不思議な気分でした。

でも結局、
その羽は、宝塚から拝借してきたんですか? と指を指して爆笑し、
アイバめ、そのくしゃくしゃの笑顔は分かっててやってるんだろう! とじたばたし、
ニノがめがねをかけているだけで、何だか心が落ち着かなくて挙動不審になったり、
皆さんから聞き及んでいた極楽鳥の出現に手を叩いて喜んだり(リーダーは森の妖精みたいだった)、
大野智の本気に、何だか間の抜けた、シーン、としか表現の仕様のない空気が淀んだり。

嵐ファンはひとりでもふたりでも、やることは一緒です。

どこかで誰かが言っていた「相葉さんの涙は、メンバーの総意です」という言葉を、噛み締めながら、みなさんの挨拶を聞いていました。

総意だったよね。
だってみんな泣きそうだったもんね?

正直、一番ぐっと来たのはやっぱり翔ちゃんの挨拶でした。圧巻ですよ。ヤラレタ。
正直、一番すてきだったのは、空間空間言い続けているリーダーの存在それ自体でした。
まぁ、一番好きだなと思ったのは、そりゃ相葉さんの挨拶でしたけどね。
だって。
腐っても、アイバカですもの。あの清純さを愛す。

でもね、一番思うところが多かったのは、末っ子二人の挨拶だったんです。

正直、一番泣きたかったのは、本当はニノじゃないかと、思えてならないんです、私。
相葉さんに何かあると、それに言及して、会場を和ませて、それで何より自分自身を落ち着かせている部分があるように見える。「歌はヘタかも知れないし、踊りもヘタかも知れないし、喋ることも面白くないかも知れない」といいながら、ニノがとてもさりげなく、自分自身を抱きしめるようなしぐさをするんです。私なんだか、それ見て、とてもとても切なくなっちゃったんですよね。何を抱き留めようとしてるんだろう、この人、と思って。「ぜんぶに。」と彼が言った時にね、なんて言ったらいいのかな、例えばこれが相葉さんだったら、確実にここで泣いていただろうなっていうだけの想いが、ニノの中にも確実にあるのが、伝わってきたような気がしたんです。ちっとも上手くいえないですけど、うねりというか、波というかね、流されてしまってもいいだけの何かが。想いの大きさはメンバーみんな一緒なんだよね。相葉さんはそれが涙になりやすいだけでね(笑)。

海外の嵐ファンの多くは、コンサートのDVDをひとりで見てるんだと思います。
CDもひとりで聞いて、
雑誌もひとりで読んで、
テレビもひとりで見る。
なぜなら私がそうだったから。

「一緒に楽しめるすてきな仲間がいる」ということを、私は、ほんとうにはよく分かっていなかった部分があると思うんです。体温を、熱気を、肌で感じて、歓声に包まれて、ペンライトの海に、同じように感動できたらいいなと思う。一緒の想いで、その言葉に頷けたらいいなと思う。きっとそれが一番の方法なんだとは思うんですよ。

けれどその言葉ひとつで、
ただそれだけで、
5万人の名前を知らない人たちが、
一瞬にして仲間になれる。
その言葉を聞いている
顔も知らない何万の人たちが
国境を越えて仲間だと言える。

なぜなら私たちは同じ夢を見ているから。

潤くん、コトバノチカラは偉大です。

Dream Aliveももうすぐ始まります。
これは夢現というよりかはむしろ現夢と訳すのが正しいのかしら?
行かれない人もたくさんいるんだとは思いますが、
何よりまず怪我もなく、楽しいツアーになりますように。
祈ります。
お願いもする。

そして行けない人も同じように夢を見られるように。


祝・嵐会でびゅー

Tomoさん、ホントにありがとう!

5/1 かえるやんさん> せっかく3つお借りしたから私はやるよ!(笑) 非常に興味深い記事になること間違いなしなので、できあがったら是非読んでいただきたいと。えぇ。いつになるかはわかんないけど。

5/1 凛さん> 写真ありがとうです。マツジュンがいやに別嬪さんでしたね。本物はどうでした? 翔ちゃんこないだは、場所もあろうに星野さんとの対談時に相葉さんの名前を出してくれるから、うれしいやらびっくりするやらで何だかうるっと来てしまいましたよ(笑)

5/2 うさぎざん> はじめまして~。ようこそです。ぱちぱちくださってありがとう! ゆっくり待っていただけるとありがたいです。遅れ過ぎないようにあげますので、また遊びにいらしてくださいね^^

5/5 11:49さま> ようこそで~す。はくすいただきました。あとまだ二つあるので、いつになるやら分かりませんが、なんとなく楽しみにしていただければ(弱気)。

5/6 ミケさん> 私も時差をいいことに、ブログの皆さんが感想をあげ始めてから、あ、そうだ、今日はコレだった、とか、CMがあった、とかいろいろ楽をしてますから、正直あまり追いついてる感じがしませんね(苦笑)。10周年のために去年、今年がまんしてる海外組みが結構いると思いますからね、来年はホントにどうなるか分からないですね・・・。私も分からないんだけど(残念)。