ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

GANTZ part.I

これは結局、何の話だったんだろう?

正義の話なのか、生き方の話なのか、友情の話なのか、恋の話なのか、よく分からなかった。

見せ場がアクションなのは確かなのです。
気合い入ってたし、金かかってたし、まとまってたし、迫力もあって、おもしろかった。

でもその根底に流れるテーマがそれぞれにそれぞれで、なんか私は混乱してしまった。

がら空きの背中になかなかトドメをささない千住観音の変な優しさによって、届かなかったキスの切なさが強まるかと言ったら私にはそうでもなく。

だって別れて自殺して、その日出会って好きになるって、その身軽さってどうよそれ。

玄野と加藤の絆は、あるのかないのかよく分かんなかったし。

前にあったのがいつかも思い出せず、少年院に行ったのも知らず、そういうのは幼なじみとは言わないし。大学生まで進んでしまったら、もとに戻るのは難しい気がする。

しかし同じセリフがあそこまで自在に表情を変えていく様を見れたのは楽しかったです。やっぱ二宮さんはすごいんだな、と思った。「死ななくてすんだのにって?」は、不意打ちでやられました。ちょーぞくぞくした。

松山くんは、ちょっとした顔の変化で、物凄く印象が変わりますね。私が知っている彼はLだけなので、ちゃんと表情のある芝居が見れて感動しました。やっぱ引力がある。

でもまあ取りあえず、全体としては、なんだったんだ、この映画。という感想でした。

後半は、検討します。



パチパチ。