ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

SN: 4x06 Yellow Fever

愛しのダイナくんが急逝してから早4ヶ月。新社会人で安月給の私は大蔵省(財務省だっけ?)におねだりして、2代目になるバイオくんを先日の誕生日祝いに買ってもらいました。

・・・。PCの話です。ダイナってのはダイナブックのことです。私の高校時代からの書き溜めたものの総てを胃の中に収めたまま立ち上がらなくなってしまった私のPCのことです。orz 大蔵省っていうのは私の父のことです(笑)。我が家では父のことをパトロンとも呼びます。

ということで、バイオからの初投稿です。今後ともどうぞ宜しくです。

以下、SupernaturalのReviewです。たくさんたまってますが、今週で08年は早くも放送終了らしいので、ゆっくり行きます。時間があったらs4以外のエピとかも書きたいですね。・・・できたらね。

ネタバレあります。お気をつけ下さい。

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"What are we doing?!"
"We are hunting a ghost."
"A ghost, exactly! Who does that?!"
"Us."


私がラスベガスで忙しすぎて気が狂いそうでへばっているにもかかわらず、ホテルに這い戻ってついつい見てしまったエピソードです。別名Eyes of the Tiger エピ。面白かったけど、弱かった。面白かったのは単純にコメディーだったからで、決して話やMoTWが興味深かったからではないと思うんですよね。BobbyにImpalaを運転させてあげたいがために書かれたエピソードだったのではないか、とか、ちょっと思ってしまった(笑)。いやいや、Kripkeがs3e2のコメンタリーでちょろっと言ってましたが、撮りたい場面のために1時間分のストーリーを作ることが多いそうですから、たぶん今回のはDeanの絶叫とImpalaが幽霊を引き摺っていくところが撮りたかったんではないでしょうか。でもSupernaturalのコメディーは、セリフがこれでもか!というくらいに冴えていたりするので、文句は言わない。"We hunt monsters! What the hell?!" ホントだよね(笑)。

私、このシーズンのSamがいかに好きか、という話をちょこちょこしていますが、今回のエピソードのSamは素敵でした。かっこよかった。Deanがただ崩壊していく横で、呆れてるんだけど見捨てられるわけもなく、しょうがないなというような顔をしながら、馬鹿にせず、怒りもせず、ひたすらFreak outし続けるDeanに観音様のような忍耐力でもってつきあってあげてるSam。いい男だ。Deanに育てられただけのことはあります(笑) 。エピソード中のEyes of the Tigerの直後に、せっかく渡した食べ物の入った箱を、Deanが車の中に放った時の、Samの「え。」という顔が印象的でした。良かったです。かわいかった。そして私も驚いたよ(笑)。こりゃ大変だと思った(笑)。

Deanがまたもや死ぬと言うのに、SamがそこまでFreak outしてなかった、という意見をいくつか見ましたが、s3のBad Day At Black RockでSamが呪われちゃった時も、Deanは別に大騒ぎしなかったし、コメディーエピでの兄弟危機一髪ネタはこれくらいの緊迫感でいいんじゃないでしょうか。Lilith役の女の子が迫力満点だったから、それで十分。

Lutherのお兄さんと話した後、車の外でDeanが完全に発狂するシーンがありましたが、猛烈に可笑しかったのと同時に胸に限りなく切なくて、私はちょっと泣きそうでした。Call me insane, but Yellow Feverといったら私はDeanのGirly screamよりもあのシーンです。断然。あのモノローグはJensenのここ最近で一番の演技だったと思う。せりふ覚えちゃうくらい何度も見ました。Deanがこの言葉を言えるためには、25年間のHuntingと何もかもが怖くてたまらない病気が必要だったんだと思うと(プラスA trip to Hell once.)なんかこんなに面白いセリフなのに、どうしてもまじめに聞いてあげないといけないような気がしてしまうんですよね。病に駆られて捲くし立てているようで、でもDeanが自分でも知らないつもりでいる本心を語っているような、Desperationがあったんです。だからSamも特に反論したりせずに言いたいように言わせてあげるんですよ。なのに物凄く面白かった。あのセリフはDeanだから言う権利があるし、そして同時に限りなく面白いわけです。どちらも取りこぼさずに表現しているJensenは凄い。そしてこのシーンのJaredも好きでした。ただ聞いてあげるSam。そして開けられたシャツの第一ボタンと青いネクタイ。完璧(笑)。

突然ですがJaredって怖いですよね(笑)。SincereからFreezing coldに眼つきひとつであっという間に室温を変える力があると言うか。あんなに優しかったのになんてこと! みたいな絶望感があります、彼がEvil!Samになるたびに。まだ彼の中に残っているはずの良さや理性を信じたいDeanの気持ちが凄くわかる。だからSamが自分から進んでYEDに身を渡すとか、YEDそのものになるとか、要するに完全にSammyというNatureを手放すことをDeanが心底恐れていることはとても理解できる。そしてそんなEvil!Samに肩を触られて絶望的に首を横に振る兄が痛ましすぎて物凄く萌えちゃう。私間違ってる(笑)。だけどやめられない(降伏)。

日本に伝わる妖怪とか怪談とかの類にSupernaturalに物凄く合いそうな、気味が悪くて、おどろおどろしくて、精神的に怖いものってたくさんあると思うんですが、よりによって「ブルブル」って(笑)。座敷童子とか、Deanを絡めたら絶対面白いEpになるのに・・・。

さて。Holy Bibleです。あれはどう解釈したら良いのでしょうか。何でもいいから縋りたい気分だったってこと? CastielというAngelを知っているわけだし、あの場面で自分は神様に贔屓されていると思ったり信じたり祈ったりすることは別におかしなことじゃないのかもね? Lilithから逃れるDeanの動きが、「身の毛もよだつ」という表現にぴったりで、やっぱりこの人凄いなぁと思って見ておりました。でもやっぱり聖書が腑に落ちない(苦笑)。そして地獄の全てを覚えているっていうのはどういうことでしょうか? 思い出したの? それとも忘れてなかったの? 忘れてなかった、実は棺桶から出てきたときからずっとずっと覚えてた、という選択肢は非常に個人的に許されない選択肢なのでやめてもらえないかなぁ。地獄にいって戻ってきたDeanがSamという存在にすらその悲劇を覚えていることを悟られずに、うまいこと生活しているってのは、なんだか納得がいかないよ。地獄ってもっと目に見えてしまうまでの精神的な傷を負わせる場所だと思っていたんだけど。あのLilithの女の子とJensenのシーンがもっとあると良いです。あの二人良い。Deanがあの女の子に怯えているのは、凄く自然な気がする。

SamのDeanに対する物分りのよさはたまに感動的ですらあると思う。バーンと閉められたドアに怒ったりせず、飛び掛ったりせず、ただ「俺は分かってるんだよ」という信号だけを送って、そのドアをDeanがもう一回開けるのを待つんです。ひたすら。この子凄い。

以下、その他。

最初にSheriffのOfficeに案内されるときに、立ち上がった二人がそろって左手でスーツの同じあたりを同じタイミングで直すんですが、あれはPhilが指示したの? それとも無意識の産物? きっと無意識だ。無意識に違いない。だってその直後のシーンで道端を歩いてるときも歩調が一緒だった。この二人ホントに仲良しですね(笑)。

SamがDeanをDickと呼んだのが、私は個人的に大爆笑ポイントだったんですが、どうやらそう思わなかったDean Fanは結構いたようですね。いいじゃん、DeanをDickと呼んでいいのはSamだけだもん。そしてDickはDark AngelでAlecがAlecを却下した場合にMaxが件乙していた名前でした(細かい)。

Deanと時計と本のにらめっこのシーンは、s3 Finaleの出だし、DeanがNightmareから目覚めるところに色とかライティングが非常に似ていました。あれは似ている状況を考慮に入れてわざやったのかな? Samが時計の壊れたモーテルに帰ってきて、テーブルにながーーーーーーーーい脚を投げ出して、反対側に投げ出されている兄貴の脚を「ごんっ」ってやるところがすごく好き。あぁいう荒っぽい仕草はとても兄弟だなぁって感じがする。シンクロは見ていて楽しいし、二人の繋がりを表現するという意味でとても有効だけど、男兄弟でしかやらないような自然な仕草とか行動とかって、そこに許容が感じられて幸せになる。

Deanがまた死ぬまでのカウントダウンが始まっちゃった話をし始めた時の、物凄く短かったけど、Samの「僕はその話はとてもしたくない。」という主張が切なくてとてもツボ。

Deanの咳(笑)。ホントに苦しそうだった(笑)。それだけ。

正直、二人で大鋸屑山に行って、Deanが "I'm not going in there." と言ったとき、Samは4ヶ月一人でHuntingしてたし、わかったよ、僕が一人で行くよ、と言うかな、と思っていました。それもありだったとは思うけど、Deanの絶叫が聞けたのでSammy、Deanを必要でいてくれてありがとう。ネコよりDeanの叫び声に飛び上がったSammyが、個人的には一番面白かったです(笑)。Chicagoコン情報によれば、このシーンはネコがロッカーから飛び出てこないといけないのですが、なかなか出てきてくれない"Stupid Cat"(by JA)のおかげで、彼は相当長い間叫び続けないといけなかったんだそうで、その日の終わりには声が完全にトんでしまっていたそうです(笑)。これはきっとGag Reelに入ると言ってました。Gag Reelの編集は今回のDirectorでもあったPhilがやっているので、入れてくれるんじゃないでしょうか。・・・日本版にも今度こそ!

ごめんなさい、今、もう一回見ながら書いてるんですが、捜査の初日と二日目、DeanとSamってネクタイ交換してるの?(笑)・・・違うよね、デザインがちょびっと違うもん。でも色が逆になっただけじゃない?(笑) 青のネクタイ、いいです。Jaredが青のネクタイしてるときはもっと好き。大好き。

病院でDeanがFake IDがバレたらどうすんだよ、とFreak outするところが何回見ても笑えます。大爆笑。当たり前のこと過ぎて面白い。そいでそいで、その廊下での一連の流れがすごくすき。Sammyと一緒に深呼吸をして、おっきい瞳を見開いたまま、ふるふると首を横に振るんだよ! あーかわいい!(倒)人とすれ違って怖くなってSammyに手を差し伸べて、Sammyが振り返ってあげるところも好き。だけど、Scriptに書かれていたのは、Samの"Don’t Scratch."までだったんじゃないかって気がするんですけど、違うのかな。Deanが伸ばした手に反応するJaredの仕草があまりにも自然すぎて、アドリブだったんじゃないかって気がします。

Chicagoコン情報に寄れば、Eyes of the TigerでJaredの笑い声がやたらとでかく残っているのは、あのシーンに入っていくはずだったJaredがマイクをつけていたから(笑)。Jaredは誰にもイタズラを仕掛けることを話さなかったので、キューを出してるADさんは、Jaredがこんなに短いシーンなのに自分の出番を忘れてるものだと思って、何度も何度も、"Jared, GO!"と言ってたらしい(笑)。Jensenのほうは、「もうJaredが出てきてもいいんじゃないか・・・?」と思っていたら前奏が終わりかけていて、最初の歌詞が「起き上がって」であることに思い当たり、「おいしすぎる。」と思ってノったそう(笑)。誰もカットを叫んでくれないので、窓の外に出ていったんだけど、途中で我に帰って笑いそうになってしまい、一回カメラから目線をはずして、「最後までいける。最後までいける!」と心につぶやいて、やりきったのだそうです(爆笑)。この人たちホント馬鹿だね(笑)。

パチパチする