ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

11月26日

Music: Defying Gravity (Musical WICKED) - Idina Menzel


レールを歩かなかった人と、
レールがなくなってなお突き進み続けた人との、
尊敬のし合いを見る。

異質なたくましさの共存。

すごいね、すごいね、という真実の言葉を交わすことで成立している、
まるで関わりのない5人の人間の集まり。
それがたまたまアイドルだったというだけのこと。

人間性の幅の広さ。
奥の深さ。
目配せと頷きと笑顔。

そこに比較はなく
ただそれぞれの道を行く。
自分に出来ること、
自分だけに出来ることが何かあると、
信じたものにだけ許される道の歩き方。

自分だけの道。
愛着すら沸いていなかっただろう高校へ背を向けた大野智の、
その瞬間の夢と不安を考える。

傷ついた彼を想像するのはあまりに難しすぎる。
今の彼を知っている私たちは、それを「らしい」と
片付けてみたりする。
だけどそこに不安はなかったのかな?

自分が高校のときは、
あの場所を離れていく先なんてなくて、
そんな闇雲に自分を信じたりはできなかった。
一般的であることを自ら進んで落第する。

芸術家の前提が、
言いたいことの塊だとしたら、
その塊は、
削られた魂から始まる。

人と同じにはなれない。

そういう自分を許す。

そういう他人を許す。

大野智を図形に例えて見るのなら、
彼は丸であり、円であり、球体で、
そこには確かな重点と、核と、暖かさがあって、
曲がらない彗星のような
間違いのない戻るべき行き先がある。

彼の人間性の提供する、
故郷と同じ、
匂いと優しさと確固たる不動性。

果てしない旅路の中で、
失われない航路。

どれだけの人間を受け入れても、
信じるのは自分の声で、
そこに雑音は存在しない。

異質さゆえに喪失のない、
自分という明確さ。

だから付いて行く。
だから信じられる。

どれだけ違っていても、
だからひとりじゃない。

リーダー、お誕生日おめでとう。

*スランプでございます*
*暫くお休みします*

*パチコメくださっている方ありがとう。大切に読んでます*