ONE VOICE

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Star Wars とLegend of Galactic Heroes

Yahooの記事でSWⅢがブッシュ批判だどうこうというのがありまして、なんとなく読んでいたのですが、生まれて初めてSWを見たときと同じ感覚を持ちました。・・・銀英伝? ←は田中芳樹銀河英雄伝説の略です。SWのEpiⅣが出たのが1977なことを考えると、一巻の出版が1982年(多分)の銀英伝がSWの真似をしていると考えるのが正しいのですけど、私は銀英伝を先に読んでしかも外伝含めて13巻かな、を14日で看破したくらいシッカとはまってからSWを見たので、出だしの「帝国軍」「同盟軍」で既に、デジャブだったわけです。

さて、今回の記事に出ているジョージルーカスのコメントを読んでいるとどうも銀英伝のメインテーマをさらに要約しているようにしか思えません^^; 田中芳樹とこの人はひょっとして生き別れの双子ではなかろうか! というのは冗談ですが、民主主義が民主的に独裁に移行していく有様の捉え方とその描き方がそっくりです。いえ、まだEpiⅢを見ていないのでなんとも言えませんが、このコメントを読んだ限りではそっくりです。SWが「外部からの脅威があり、より強い統率力が必要」になったという前提なのに対して、銀英伝のほうは「政治に関心をなくした民衆が民主制を支持しない怠慢によって」独裁制が生まれたという部分はありますが、それは銀英伝が小説で長い上に歴史の細かいうねりをより良く取り込み説明できるからでしょうが、それにしてもどうなんでしょう。銀英伝は「架空歴史小説というジャンルを生み出した小説」という異名をとり、アニメから漫画まで物凄いマニアがいるらしいですが、そこら辺の事情までSWにそっくりじゃないですか。まぁ、さすがにコスプレはないだろうケド。しかし皮肉すぎて笑えるのは、「歴史のパターンを踏襲しただけ」というSWと「中国史をベースにした」ことで有名な銀英伝と、どっちも現実の歴史を基にしているのになぜかどちらも舞台が現実じゃなくて"in a galaxy, far, far away"なこと。アメリカがこのままブッシュ独裁になるとかいう仮想小説か映画でもやってくれたらもっと面白いんじゃないかとほくそ笑むのは私だけでしょうか(笑)。