ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Freedom Writers

主演がHilary SwankのいかにもアメリカっぽいFeel Good Movieというやつ。



舞台はここCAはロングビーチ
うちの学校の2ブロック先の、結構ここらへんでは有名なWilson Highschoolのお話。

1990年代は今は結構安全なほうのこの町も随分とまぁ危ないところだったんだなぁというところから話は始まるんです。
人種問題に巻き込まれて人生めちゃくちゃになりかけてる高校生達に
新任の英語教師が新しい風を吹き込み、彼らの持っている可能性を広げていく
という、お話としては取り立てて目新しいこともあんまりない。
この先生がうちの大学に数年間勤務していたということが
まぁ個人的にはニュースだったりもするけれど
映画それ自体はまぁ暇なときに見ていい気分になれるよ程度のものです。

でもね、やっぱり最近花より男子(1のほう)を見てて思ったんだけど
なんだろう、英語だとI believe IN youとかI have faith IN youというんだけど
本当に「あなたの内面に潜んでいるその全てを私は無条件に信じています」的なさ
そういう、「お前なら大丈夫」という言葉って本気で言われた時は
凄くかけがえのない嬉しさだなって思う。
松本さんの力量をものすごく感じたシーンでもあったけれど
「牧野つくしはこうでなくっちゃ」「お前らしくやれよ」「大丈夫に決まってんだろ」
という8話のあのセリフは、私の中のドラマ史に残るものだったんだよね。
それから
「いや、さすが俺の認めた女だと思ったよ」
という言葉。
なんだろう、道明寺司しかり、この映画もそうなんだけれど、
人に信じてもらうことってこんなにパワーがでることなんだなって思うな。
自分を何はなくともちゃんと見ていて、肯定してくれる人、認めてくれる人って
人生の中でそうそう出会えるものじゃないでしょう。
友達とはやっぱりちょっと違う感覚だと思うんだよね
こういう人との絆というか関係というかさ。

映画は全体的に見て、こういう信頼、いいなって思う映画です。
でもストーリーはちょっと安易かなとも思ったけれど。

しかし今のロングビーチは安全な街ではあるけれども
アメリカのどこかではこんなの別に日常茶飯事で
特にだからどうってこともないんだろうなって思うと
この国はどんだけScrewed upされてるんだろうって憤りを覚える。
イラクなんて出掛けてないで、もっと自分のことしっかりしなよって。
こんな子供達がいるんだなって思うと切ないよ。
そして日本は平和だと思う。
ありがたいことです。