ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Over the Bridge

*Ep.2も今日のうちにあがりますよ~*

Music: Best in Me - Blue

コミコン前から、毎晩寝るのが朝の4時くらいだったので、昨日は午後の5時くらいから、眠さのあまり焦点が定まらず、途中でホントに気絶するのじゃないかと思ったりしました。

お客さんがお見えになる前にきれいにしておかないといけない場所があったので、6時半くらいにOfficeを出てそこに向かって、やること片付けて、8時ちょっと過ぎに帰路に着いたのです。

私が住んでいるところはBrooklynで、ManhattanのOfficeからはEast Riverという川を越えないといけないんですね。私が立ち寄ったその場所からは、Williamsburg Bridgeという橋を渡って帰るんですけど。

駅まで歩って、電車を待って、それからまた30分歩いて帰るのはもうしんどすぎる、と思ったので、タクシーを捕まえることにしたんです。だけど橋の近くでタクシーを拾ったらそれはその分安くなるわけで。安くなるといっても4ドルとか5ドルとかそのレベルなんですけど(400円とか?)。

しかしJaredが出てたBonnie Huntのインタと、うまくいけば見られるかもしれない宿題くんを楽しみにしていた私は、電車帰宅ほどにはがんばれなくても、なんとかやりきった満足感の元でJaredの色気と笑顔を味わいたい! 充実感の元に櫻井さんのにゃーを聞きたい! という意味不明な使命感に燃えてしまい、橋のたもとまで10分くらいかけて歩いていったわけです。・・・今思えば駅にものすごい近いところまで歩いたわけなんですけども。なにやってんだ私は。

そしたら、目の前で浮浪者さん的ないでたちの男性を拾ったタクシーが徐行して私のほうにやってきて、ドライバーさんが全開の窓から "Over the bridge for a dollar?!"(一ドルで橋の向こうまで乗っけてやるよ!)と怒鳴ってくるのです。

一ドルって、お得じゃん。

と乗ってしまった私。
すでに後ろに乗っていた浮浪者さんが奥につめて席を空けてくださいます。

3メートルほど進んで、別の男の人にドライバーさんがまた怒鳴ります。

Over the bridge for a dollar?

狭いタクシーの後部座席にまるで関わりのない3人が橋の向こう側を目指してギュウギュウです。

ドアを閉めるのにもたついている3人目の乗客に、ドライバーさんが、警察に目をつけられるから早くしろ、と言います。そしたら、その男性が、"I just got out of there."(今そこから出てきたんだけど)というのです。

・・・ムショ帰り?!

驚いて顔を見やりましたが、別になんてことはない普通の男性です。むしろちょっとかわいかった(笑)。恐らくはただ単に警察署に立ち寄った帰りだということだと思うんですけど(苦笑)、ちょっとびっくりした(笑)。

ふと見てみれば、タクシーのメーター表示には何の数字もありません。そしてタクシーの中はすごくいいにおいがする。

橋の上を走り出したら、ドライバーさんがおもむろに口を開いて、こう始めました。

"I just keep going back and forth on this bridge for a dollar around this time."
この時間はいつも1ドルで橋を行ったり来たりしてるんだ。

そして彼は、助手席から紙袋を取り上げて、バックミラーで私と警察署帰りの男性をみて、"I give out pizzas for people who need them."(食べ物が必要な人にはピザをあげる)と言い、それからダッシュボードに手を伸ばし、20個くらいのベーグルの入った袋を見せて、「今日はいつもくれるところの売れ行きがよかったみたいでこれだけしかもらえなかったけど、たまに100個くらい売れ残ったときはベーグルもあげるんだ」というのです。

橋を渡り終えたところでみんなで降りて、
電車を使ったときとまったく同じ距離を歩いて家に向かいながら、
私はなんだかとても目が冴えていた。

横断歩道ですれ違う女性と目があったので、
ちょっと笑ってみたら、向こうが Hey といってくれた。

見返りを求めない人の幸せは
感染るんです。

家の近くまで来て、ふと気づく。
雪が溶けてもうどこにもない。

そうだ、今日はとてもいい天気だった。

家の電気をつけて、
「オーディションではブラ一丁で森の中を駆けたよ! それで役をもらったんだ!」
というJaredの爛漫な純真さと
「何週間か前にJensenも来たでしょう? あなたのことをすごくよく言っていたよ。よろしく言ってと言われたよ。」
というJ2の愛の氾濫具合にこてんぱんにやられて、
幸せな気分でビールを飲んでいたら、
もー眠くてたまらなくなったので、
今年初めて12時前に就寝した。

But I've never felt this awake in my life.

いっしょに目を覚ます。パチパチする。

JaredのBonnieもその他のインタも良いのが結構あったので、
全訳は無理でも啄ばみたいとは思ってます。
でもいつになるかはお約束できないので、Please be patient with me!