ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

Breathing with you.

Music: Everything's gonna be alright - Sweetbox

*コメ返 今週末の予定です*

おかげさまを持ちまして、
無事戻ってまいりました。

事前に帰り道の自分をあれこれ想像していたのですが、
結局、
どれもこれも違っていました。

なんだろう。
一言で言い表すのはとても難しい。

相葉雅紀さんは、
思っていたより背が高くて、背中が思ったより広くて、肩幅が思ったより厚みがありました。
想像していたよりも大きかった。
声も少し低くて弾力性があった気がします。男性、という感じがした。
いつも長く見えていたあの腕は、
肩から指先に繋がる線がとてもきれいだからなのだと知りました。
掌をあわせてみたら、きっと物凄く手が大きいのかもしれないという気がする。

舞台は普段見ないので、
自分の抱いているこの感想が、ひょっとしたら見当違いのものなのかな、という気もしないではありません。
でも私は私なりの理由の元に、今回の舞台は好みじゃなかった。
あれだけ素敵な人が目の前にいても、
やっぱりセリフの小さなところとか、言動のつじつまとか、
どうしても自分の考えと逐一比べて気にしちゃう。
真剣に見たことは誓って間違いありません。
ただ、私が好きな作品じゃなかった。

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だけどカーテンコールで出てきた相葉さんに、
そこでとても感動しました。
ちょっと泣きたくなった。

その理由を暫く考えていたのです。
帰り道は、それを考えていた。

なぜ、登場してきた時の相葉さんに、あのレベルの感動を覚えなかったのだろう?

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また降り始めた雨の中を急ぎ足で帰ってきて、
PCのスイッチを入れてから、
出かける前に開けたコーラの、ぬるくなった残りを飲んで、
そして初めて理解したのは、
今日私は、相葉雅紀さんが、どんなお仕事をしているのかをこの目で見たんだということでした。

年齢も出身地も求めるものもさまざまな人の集まったあの会場で、
彼は形になるはずのない満足を提供することを求められている。

それは、私が想像していたよりもはるかに素肌に感じられたことで、
それに動じない佇まいで頷いて、
舞台周りの人たちに仰天するような至近距離で、目を見て笑顔でお礼を言って、
会場を見回して何度も深々とお辞儀をした彼に、
私は、老練とも言っていい慣れを感じたのです。

相葉雅紀さんは、
相葉雅紀というアイドルであるという仕事において、寸分の狂いもなくプロフェッショナルでした。
そしてあのカーテンコールで相葉さんが見せた仕草や、手の動きや、えくぼは、
その仕事場における彼個人の舞台裏に、
私たちが近づける一番の場所だったのかなという気がする。

貴重なものを見せていただきました。
舞台の感想は、また改めて細かく書きます。

たくさんの方にリレーしていただいたご好意でした。
ほんとうにどうもありがとうございました。

一番目に焼きついているのは、黒いパンツ。ちらみえの脇腹。
今夜寝るときに思い出すのは、左のほっぺのえくぼ。

これからもずっと覚えているのは、
相葉さんが呼吸をしていた音。

おかえり。パチパチ。