ONE VOICE

     * ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *        笑っていれば、イイコトあるよ  

夢の残り香

昨日の夜ベッドに入ってから、ふと、Andyの“Oh my gosh”をありのままにリピートできない自分に気付いて愕然とした。いろいろな人にその話をしたし、その人たちのリアクションもOh my gosh、だったので、どうがんばってリピートしようとしても、Andyじゃない声で、AndyじゃないトーンでOh my goshと言っているところしか思い出せない。なぜこんなにOh My Goshにこだわるかというと、あんでぃ・ブックを差し出した時のかれのその反応が、あまりにも一般人的で、本当に「物をもらえるなんて予想してなかったのでとてもありがたびっくりだ!」という気持ちがにじみ出ていたからなんだけど・・・時が経つのって残酷だ。

Andyに会った直後は、彼が外見は確かにカッコよかったけど、カッコのよさが微妙に写真と違う上に、その立ち振る舞いがあまりにも一般的だったので、どうやっても私がテレビを通して知っているAndyRoddickと結びつかなくて、ひどい違和感を覚えた。あの人が“that wasnt very nice!”と怒り狂って叫んでるところは想像しがたいし、ラケット叩きつけてるところも、結構別人としてみたくなるくらい、私が会ったはAndyは、逆に現実離れしていた。だから、今度テレビでAndyの試合を見るのが楽しみだ、とも思っていたし、それで更なる彼のコートでのAndy度を確認するのが待ち遠しかった。

しかし、Andyの声を忘れていくにつれて、なんだか自分の中で変わったはずのAndy像が、前とおんなじに戻っていってしまっている気がして、ちょっと不安だし、哀しいし、寂しい。会ってお話して、実際に触れて、この人、ほんっとに普通だわ、とあまりの気取らなさに、変な話、いたって自然にお友達になれそうな親しさを感じてしまった。それは恋愛ドラマを見て、自分にもきっとこんなステキな恋ができるに違いない、と信じてやまない中学生の純粋さと同類で、今回はそれを自覚しているだけにかえって妄信的な自分が怖かったのだけど、今は、夢は夢のまま自分の手を離れていくのを実感できる。

ありがたいのは、Andyにサインしてもらったものが残ってること。あ、ちなみにギルバートさんにもサイン貰ったんだけどね^^; "I cant miss that car!"と早口で言いながらも最後にサインをしてくれたので、この人とAndyがhit it offするのも分かる気がするわ、と納得した。それから、やっぱり感じたカラダのあったかさってのは、生きてれば誰でも同じなんだわ、という安心感が、忘れられないことかな。ハグしてもらって幸せだったけど、というか昇天状態だったけど、それでも不思議と静かに安心を感じられたのは、ありがたいことだと思う。声を思い出せなくても、それでもやっぱりAndyを応援しようと思うのは、彼の人柄を含めて、彼そのものにとにかくとりつかれてしまっているからなんだろう。

とりあえず、なんだかんだは置いておいても、忘れたくない細かい出来事を覚えておきたいので、AndyRoddick記(名前未定)を書き始めました。でもUpできるのはいつか分からないんだけど・・・悪い癖で、どうでもいいちっちゃいことまで書き綴っているので異様に長かったりするし・・・気長に待っていただけるとありがたいです。
では